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北海道大学/2013年度

北海道大学 2013年 数学 第5問解答・解説

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1問題

北海道大学2013年度第5問

区間 −∞<x<∞-\infty < x < \infty で定義された連続関数 f(x)f(x) に対して

F(x)=∫02xtf(2x−t)dt\displaystyle F (x) = \int_ {0} ^ {2 x} t f (2 x - t) d t

とおく。

(1) F(x2)=∫0x(x−s)f(s)ds\displaystyle F\left(\frac{x}{2}\right)=\int_{0}^{x}(x-s)f(s)ds となることを示せ。

(2) 2 次導関数 F′′F'' を f で表せ。

(3) F が 3 次多項式で F(1)=f(1)=1F(1)=f(1)=1 となるとき, f と F を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 定義式で xx を x/2x/2 に置き換えると、F(x/2)=∫0xtf(x−t) dt\displaystyle F(x/2)=\int_0^x t f(x-t)\,dt である。s=x−ts=x-t と置換すれば、積分区間は t=0t=0 から xx が s=xs=x から 00 に変わり、dt=−dsdt=-ds だから、F(x/2)=∫x0(x−s)f(s)(−ds)=∫0x(x−s)f(s) ds\displaystyle F(x/2)=\int_x^0 (x-s)f(s)(-ds)=\int_0^x (x-s)f(s)\,ds を得る。

(2) G(u)=F(u/2)G(u)=F(u/2) とおく。(1)より G(u)=∫0u(u−s)f(s) ds=u∫0uf(s) ds−∫0usf(s) ds\displaystyle G(u)=\int_0^u (u-s)f(s)\,ds=u\int_0^u f(s)\,ds-\int_0^u sf(s)\,ds である。ff は連続だから、微積分の基本定理と積の微分法により G′(u)=∫0uf(s) ds\displaystyle G'(u)=\int_0^u f(s)\,ds、さらに G′′(u)=f(u)G''(u)=f(u)。一方 G′′(u)=F′′(u/2)/4G''(u)=F''(u/2)/4 なので、F′′(u/2)=4f(u)F''(u/2)=4f(u)。u=2xu=2x とすれば F′′(x)=4f(2x)F''(x)=4f(2x)。

(3) F(x)=ax3+bx2+cx+dF(x)=ax^3+bx^2+cx+d とおく。定義から F(0)=0F(0)=0 であり、(2)の途中で得た F′(x)=2∫02xf(s) ds\displaystyle F'(x)=2\int_0^{2x} f(s)\,ds から F′(0)=0F'(0)=0 だから d=c=0d=c=0。また (2)より f(t)=F′′(t/2)/4=3at/4+b/2f(t)=F''(t/2)/4=3at/4+b/2。条件 F(1)=1F(1)=1、f(1)=1f(1)=1 はそれぞれ a+b=1a+b=1、3a/4+b/2=13a/4+b/2=1 を与える。これを解くと a=2a=2、b=−1b=-1。したがって F(x)=2x3−x2F(x)=2x^3-x^2、f(x)=3x/2−1/2f(x)=3x/2-1/2 であり、両条件も満たす。

この問題で使う考え方

  • 定積分
  • 多項式の導関数
  • 合成関数の微分
  • 積の微分
  • 第二次導関数

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