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神戸大学/2001年度/前期

神戸大学 2001年 数学 第1問解答・解説

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1問題

神戸大学2001年度第1問

行列 A,BA, B を A=(k4−1k−4),B=(a11b)A=\begin{pmatrix} k & 4 \\ -1 & k-4 \end{pmatrix},\qquad B=\begin{pmatrix} a & 1 \\ 1 & b \end{pmatrix} とする。次の問に答えよ。   (1) AA の逆行列が存在しないような kk の値を求めよ。   (2) AA の逆行列が存在するとき、AX=BAX=B となる X=(pqrs)X=\begin{pmatrix} p & q \\ r & s \end{pmatrix} を a,b,ka, b, k を用いて表わせ。   (3) AA の逆行列が存在しないとき、AX=BAX=B をみたす行列 XX があるような a,ba, b の値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解説

まず行列式を計算すると (k−2)2(k-2)^2 なので、逆行列を持たないのは k=2k=2 だけです。それ以外では余因子による逆行列を BB に掛ければ、p,q,r,sp,q,r,s が得られます。

k=2k=2 のときは AA の2行に従属関係があります。したがって積 AXAX の2行も同じ関係を持たなければなりません。右辺 BB についてこの条件を列ごとに課すと a=−2a=-2、b=−1/2b=-1/2 です。逆に、この条件では各列について第2式が第1式の定数倍になるため、第1式を満たす未知数を選べば解が存在します。

逆行列判定を成分で補足する。C=(k−4−41k)C=\begin{pmatrix}k-4&-4\\1&k\end{pmatrix} とすると、直接乗算により AC=CA=((k−2)200(k−2)2).AC=CA=\begin{pmatrix}(k-2)^2&0\\0&(k-2)^2\end{pmatrix}. 従って k≠2k\ne2 なら C/(k−2)2C/(k-2)^2 が両側の逆行列である。k=2k=2 なら AXAX の第2行は第1行の −1/2-1/2 倍なので、単位行列にはなり得ず逆行列は存在しない。 (3) の十分性も具体的には、a=−2,b=−1/2a=-2,b=-1/2 のとき r=s=0,p=−1,q=1/2r=s=0,p=-1,q=1/2 とすれば AX=BAX=B となる。

この問題で使う考え方

  • 逆行列
  • 行列の積
  • 連立一次方程式の解の存在条件

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