本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

千葉大学/2001年度

千葉大学 2001年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

千葉大学2001年度第4問

2次正方行列 A=(abcd)A = \begin{pmatrix} a & b \\ c & d \end{pmatrix} (a,b,c,da, b, c, d は実数) に対して, 実数 f(A)f(A) を f(A)=a+df(A) = a + d と定義する。これについて性質

f(A±B)=f(A)±f(B)(複号同順)f (A \pm B) = f (A) \pm f (B) \quad (\text {複号同順})

は証明なしで使ってよい。

(1) 2次正方行列 A, B に対して, f(AB)=f(BA)f(AB) = f(BA) を証明せよ。

(2) 2次正方行列 P, Q が P = PQ - QP を満たしているとする。このとき, f(P)=0f(P) = 0 を証明せよ。

(3) (2) の P に対して, f(P2)=0f(P^{2}) = 0 を証明せよ。

(4) (2) の P に対して, P2=(0000)P^{2}=\begin{pmatrix}0&0\\0&0\end{pmatrix} を証明せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) A=(abcd)\begin{pmatrix}a&b\\c&d\end{pmatrix}, B=(eghk)\begin{pmatrix}e&g\\h&k\end{pmatrix} とおくと、 f(AB)=ae+bh+cg+dk,f(BA)=ea+gc+hb+kdf(AB)=ae+bh+cg+dk,\quad f(BA)=ea+gc+hb+kd. 実数の積の交換法則より両者は等しい。 (2) f(P)=f(PQ−QP)=f(PQ)−f(QP)=0f(P)=f(PQ-QP)=f(PQ)-f(QP)=0((1))。 (3) P=PQ-QP より f(P2)=f(P(PQ))−f(P(QP))=f(P2Q)−f(PQP)f(P^2)=f(P(PQ))-f(P(QP))=f(P^2Q)-f(PQP). (1) を A=PQ,B=P に適用すると f(PQP)=f(P^2Q) だから f(P2)=0f(P^2)=0 (4) P=(uvwx)\begin{pmatrix}u&v\\w&x\end{pmatrix} とする。(2) より u+x=0u+x=0、(3) より u2+vw+wv+x2=0u^2+vw+wv+x^2=0。よって x=−ux=-u を代入して u2+vw=0u^2+vw=0. 一方、P^2=(u2+vwv(u+x)w(u+x)wv+x2)\begin{pmatrix}u^2+vw&v(u+x)\\w(u+x)&wv+x^2\end{pmatrix}=(0000)\begin{pmatrix}0&0\\0&0\end{pmatrix}.

この問題で使う考え方

  • 行列を用いた表現
  • 実数と無理数

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。