神戸大学/2002年度/前期
神戸大学 2002年 数学 第1問解答・解説
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1問題
でない複素数 に対して, を とするとき,次の問に答えよ。ただし, は実数, は虚数単位である。(配点 点)
(1)複素数平面上で, が単位円 上を動くとき, はどのような曲線を描くか。 がみたす曲線の方程式を求め,その曲線を図示せよ。
(2)複素数平面上で, が実軸からの偏角 ()の半直線上を動くとき, はどのような曲線を描くか。 がみたす曲線の方程式を求め,その曲線を図示せよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
各軌跡の元となる z を極形式で表して実部・虚部を直接計算し、消去後の方程式に元の範囲条件を戻して軌跡を確定する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) だから、ある実数 を用いて と表せる。したがって よって である。 を動かすと は から までのすべての値をとり、端点も含む。求める軌跡は、実軸上の線分 である。
(2) 偏角が の半直線上の複素数は、 として と表せる。ここで なので かつ であり、 実部と虚部を比較すると この二式から また であるから である。等号は のときに限り、そのとき となる。したがって軌跡は で表される双曲線の右側の枝であり、頂点 を含む。
この条件が右側の枝全体を表すことも確かめる。上の式と より 任意のこの枝上の点に対して とおくと、()だから である。また双曲線の式から よって である。この二式を加減すれば先の の表示が得られ、その点は実際に元の半直線上のある から生じる。したがって左側の枝は含まず、右側の枝全体が軌跡である。
図では (2) の形を の場合で代表して示した。実際の軌跡は任意の に対する上記の右側の枝である。

この問題で使う考え方
- 複素数平面
- 双曲線
- 複素数の極形式
- 曲線の媒介変数表示
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