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神戸大学/2008年度/前期

神戸大学 2008年 数学 第3問解答・解説

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1問題

神戸大学2008年度第3問

1から nn までの自然数 1,2,3,…,n1,2,3,\ldots,n の和を SS とするとき,次の問に答えよ。(配点30点)

(1) nn を4で割った余りが0または3ならば,SS が偶数であることを示せ。

(2) SS が偶数ならば,nn を4で割った余りが0または3であることを示せ。

(3) SS が4の倍数ならば,nn を8で割った余りが0または7であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) n≡0,3(mod4)⟹S(1)\space{}n\equiv 0,3\pmod 4\Longrightarrow S は偶数,
    (2) S が偶数⟹n≡0,3(mod4),\Longrightarrow n\equiv 0,3\pmod 4,
    (3) 4∣S⟹n≡0,7(mod8).(3)\space{}4\mid S\Longrightarrow n\equiv 0,7\pmod 8.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

1+2+⋯+n=n(n+1)2\displaystyle 1+2+\cdots+n=\dfrac{n(n+1)}{2} である。

(1) n=4kn=4k のとき、S=2k(4k+1)S=2k(4k+1) だから偶数である。

n=4k+3n=4k+3 のとき、S=(4k+3)(2k+2)=2(4k+3)(k+1)S=(4k+3)(2k+2)=2(4k+3)(k+1) だから偶数である。

(2) SS が偶数ならば n(n+1)=2Sn(n+1)=2S は4の倍数である。n=4k+r (r=0,1,2,3)n=4k+r\ (r=0,1,2,3) とおく。r=1r=1 なら n(n+1)≡1⋅2≡2(mod4)n(n+1)\equiv1\cdot2\equiv2\pmod4、r=2r=2 なら n(n+1)≡2⋅3≡2(mod4)n(n+1)\equiv2\cdot3\equiv2\pmod4 となり、いずれも4の倍数であることに反する。よって r=0r=0 または r=3r=3 である。

(3) SS が4の倍数ならば n(n+1)=2Sn(n+1)=2S は8の倍数である。n,n+1n,n+1 のうち偶数を 2m2m、奇数を qq とおくと、8∣2mq8\mid 2mq より 4∣mq4\mid mq である。qq は奇数だから q≡1q\equiv1 または 3(mod4)3\pmod4 であり、m≢0(mod4)m\not\equiv0\pmod4 なら mq≢0(mod4)mq\not\equiv0\pmod4 となる。したがって 4∣m4\mid m、すなわち偶数の方は8の倍数である。偶数の方が nn なら n≡0(mod8)n\equiv0\pmod8、n+1n+1 なら n≡7(mod8)n\equiv7\pmod8 である。

この問題で使う考え方

  • 約数・倍数
  • 等差数列の一般項と和

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