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神戸大学/2008年度/前期

神戸大学 2008年 数学 第4問解答・解説

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1問題

神戸大学2008年度第4問

xyxy 平面上に5点 A(0,2),B(2,2),C(2,1),D(4,1),P(0,3)A(0,2), B(2,2), C(2,1), D(4,1), P(0,3) をとる。点 PP を通り傾き aa の直線 ll が,線分 BCBC と交わり,その交点は B,CB,C と異なるとする。このとき,次の問に答えよ。(配点30点)

(1) aa の値の範囲を求めよ。

(2) 直線 ll と線分 ABAB,線分 BCBC で囲まれる図形を xx 軸のまわりに1回転させてできる回転体の体積を V1V_1,直線 ll と線分 BCBC,線分 CDCD で囲まれる図形を xx 軸のまわりに1回転させてできる回転体の体積を V2V_2 とするとき,それらの和 V=V1+V2V=V_1+V_2 を aa の式で表せ。

(3) (1)で求めた aa の値の範囲で,(2)で求めた VV は,a=−34\displaystyle a=-\frac{3}{4} のとき最小値をとることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

交点の条件から傾きの範囲を決め、2つの三角形領域をx軸回転した断面を円環として定積分する。体積式は平方因子を用いて最小値を示す。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) −1<a<−12.\displaystyle (1)\space{}-1<a<-\frac12.
    (2) V=π(−9a−26−24a−163a2).\displaystyle (2)\space{}V=\pi\left(-\frac9a-26-24a-\frac{16}{3}a^2\right).
    (3) Vmin⁡=π(a=−34).\displaystyle (3)\space{}V_{\min}=\pi\quad\left(a=-\frac34\right).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

直線lの方程式はy=ax+3y=ax+3である。

(1) 線分BC上の点はx=2,1≦y≦2x=2,\quad1\leq y\leq2を満たす。lとBCの交点のy座標は3+2a3+2aであり、交点はB,Cと異なるから、1<3+2a<21<3+2a<2である。したがって−1<a<−12.\displaystyle -1<a<-\frac12.

(2) lとABの交点をR、lとCDの交点をSとする。y=2y=2およびy=1y=1をそれぞれlに代入すると、Rのx座標は−1/a-1/a、Sのx座標は−2/a-2/aである。(1)より、−1/a-1/aは11と22の間、−2/a-2/aは22と44の間にある。したがって、回転断面の外半径・内半径を用いてV1=π∫−1/a2{4−(ax+3)2} dx,V2=π∫2−2/a{(ax+3)2−1} dx.\displaystyle V_1=\pi\int_{-1/a}^{2}\{4-(ax+3)^2\}\,dx,\qquad V_2=\pi\int_{2}^{-2/a}\{(ax+3)^2-1\}\,dx.∫{4−(ax+3)2}dx=−5x−3ax2−a2x33\displaystyle \int\{4-(ax+3)^2\}dx=-5x-3ax^2-\frac{a^2x^3}{3}であるからV1π=[−5x−3ax2−a2x33]−1/a2=−10−12a−83a2−73a.\displaystyle \frac{V_1}{\pi}=\left[-5x-3ax^2-\frac{a^2x^3}{3}\right]_{-1/a}^{2}=-10-12a-\frac{8}{3}a^2-\frac{7}{3a}.また∫{(ax+3)2−1}dx=a2x33+3ax2+8x\displaystyle \int\{(ax+3)^2-1\}dx=\frac{a^2x^3}{3}+3ax^2+8xよりV2π=[a2x33+3ax2+8x]2−2/a=−16−12a−83a2−203a.\displaystyle \frac{V_2}{\pi}=\left[\frac{a^2x^3}{3}+3ax^2+8x\right]_{2}^{-2/a}=-16-12a-\frac{8}{3}a^2-\frac{20}{3a}.ゆえにV=V1+V2=π(−9a−26−24a−163a2).\displaystyle V=V_1+V_2=\pi\left(-\frac9a-26-24a-\frac{16}{3}a^2\right).

(3) (2)の式から、Vπ−1=−9a−27−24a−163a2=(4a+3)2(a+3)−3a.\displaystyle \frac{V}{\pi}-1=-\frac9a-27-24a-\frac{16}{3}a^2=\frac{(4a+3)^2(a+3)}{-3a}.範囲−1<a<−1/2-1<a<-1/2ではa+3>0a+3>0かつ−3a>0-3a>0なので、V−π≧0V-\pi\geq0である。等号は4a+3=04a+3=0、すなわちa=−3/4a=-3/4のときに限り成立し、この値は範囲内にある。したがってVVはa=−3/4a=-3/4のとき最小値π\piをとる。

この問題で使う考え方

  • 直線の方程式
  • 不定積分
  • 定積分
  • 定積分による体積

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