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神戸大学/2011年度/前期

神戸大学 2011年 数学 第5問解答・解説

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1問題

神戸大学2011年度第5問

以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) x≧1x\geq 1 において,x>2log⁡xx>2\log x が成り立つことを示せ。ただし,ee を自然対数の底とするとき,2.7<e<2.82.7<e<2.8 であることを用いてよい。

(2) 自然数 nn に対して, (2nlog⁡n)n<e2nlog⁡n(2n\log n)^n<e^{2n\log n} が成り立つことを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x≧1x\ge 1 なら x>2log⁡x.x>2\log x.\qquad(2) n∈Nn\in\mathbb N なら (2nlog⁡n)n<e2nlog⁡n.(2n\log n)^n<e^{2n\log n}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

oindent (1) f(x)=x−2log⁡xf(x)=x-2\log x とおく。x≧1x\ge 1 において f′(x)=1−2x=x−2x.\displaystyle f'(x)=1-\frac{2}{x}=\frac{x-2}{x}. したがって 1≦x<21\le x<2 では f′(x)<0f'(x)<0、x>2x>2 では f′(x)>0f'(x)>0 であるから、ff は x=2x=2 で最小値をとる。 2.7<e2.7<e より 2<e2<e であり、対数関数の増加性から log⁡2<log⁡e=1\log 2<\log e=1。ゆえに f(x)≧f(2)=2−2log⁡2>0.f(x)\ge f(2)=2-2\log 2>0. したがって、すべての x≧1x\ge1 について x>2log⁡xx>2\log x が成り立つ。

oindent (2) n=1n=1 のとき、左辺は (2log⁡1)1=0(2\log 1)^1=0、右辺は e0=1e^0=1 だから成り立つ。 n≧2n\ge2 のとき、(1) に x=nx=n を代入すると 2log⁡n<n2\log n<n。両辺に正の数 nn を掛けて 0<2nlog⁡n<n20<2n\log n<n^2 を得る。両辺は正で nn は正の整数なので、 (2nlog⁡n)n<(n2)n=n2n=e2nlog⁡n.(2n\log n)^n<(n^2)^n=n^{2n}=e^{2n\log n}. よって主張が成り立つ。

この問題で使う考え方

  • 対数不等式

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