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神戸大学/2013年度/前期

神戸大学 2013年 数学 第1問解答・解説

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1問題

神戸大学2013年度第1問

空間において,2点A(0,1,0),B(−1,0,0)A(0,1,0), B(-1,0,0)を通る直線をℓ\ellとする。次の問いに答えよ。(配点30点)

(1) 点PPをℓ\ell上に,点QQをzz軸上にとる。PQ→\overrightarrow{PQ}がベクトル(3,1,−1)(3,1,-1)と平行になるときのPPとQQの座標をそれぞれ求めよ。

(2) 点RRをℓ\ell上に,点SSをzz軸上にとる。RS→\overrightarrow{RS}がAB→\overrightarrow{AB}およびベクトル(0,0,1)(0,0,1)の両方に垂直になるときのRRとSSの座標をそれぞれ求めよ。

(3) R,SR,Sを(2)で求めた点とする。点TTをℓ\ell上に,点UUをzz軸上にとる。また,v⃗=(a,b,c)\vec{v}=(a,b,c)は零ベクトルではなく,RS→\overrightarrow{RS}に垂直ではないとする。TU→\overrightarrow{TU}がv⃗\vec{v}と平行になるときのTTとUUの座標をそれぞれ求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)P=(−3/2,−1/2,0),Q=(0,0,−1/2)(1) P=(−3/2,−1/2,0), Q=(0,0,−1/2)。(2)R=(−1/2,1/2,0),S=(0,0,0)(2) R=(−1/2,1/2,0), S=(0,0,0)。(3)T=(−a/(a−b),−b/(a−b),0),U=(0,0,c/(a−b))(3) T=(−a/(a−b),−b/(a−b),0), U=(0,0,c/(a−b))。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

ℓ\ell は A(0,1,0),B(−1,0,0)A(0,1,0),B(-1,0,0) を通り、方向ベクトルは (1,1,0)(1,1,0) だから、 ℓ: (x,y,z)=(t,t+1,0)(t は実数)\ell:\ (x,y,z)=(t,t+1,0)\quad(t\text{ は実数}) と表せる。

(1) P=(t,t+1,0),Q=(0,0,q)P=(t,t+1,0), Q=(0,0,q) とおくと、 PQ→=(−t,−t−1,q)=k(3,1,−1)\overrightarrow{PQ}=(-t,-t-1,q)=k(3,1,-1) を満たす実数 kk がある。第1、第2成分から −t=3k, −t−1=k-t=3k,\ -t-1=k なので、差をとると −1=(−t−1)−(−t)=k−3k=−2k-1=(-t-1)-(-t)=k-3k=-2k となり、k=12, t=−32, q=−k=−12\displaystyle k=\frac12,\ t=-\frac32,\ q=-k=-\frac12 を得る。よって P(−32,−12,0),Q(0,0,−12).\displaystyle P\left(-\frac32,-\frac12,0\right),\qquad Q\left(0,0,-\frac12\right).

(2) R=(t,t+1,0),S=(0,0,s)R=(t,t+1,0), S=(0,0,s) とおくと、RS→=(−t,−t−1,s)\overrightarrow{RS}=(-t,-t-1,s)、AB→=(−1,−1,0)\overrightarrow{AB}=(-1,-1,0) である。垂直条件より (−t,−t−1,s)⋅(−1,−1,0)=2t+1=0,(−t,−t−1,s)⋅(0,0,1)=s=0.(-t,-t-1,s)\cdot(-1,-1,0)=2t+1=0,\qquad (-t,-t-1,s)\cdot(0,0,1)=s=0. したがって t=−12, s=0\displaystyle t=-\frac12,\ s=0 となり、 R(−12,12,0),S(0,0,0).\displaystyle R\left(-\frac12,\frac12,0\right),\qquad S(0,0,0).

(3) このとき RS→=(12,−12,0)\displaystyle \overrightarrow{RS}=\left(\frac12,-\frac12,0\right) だから、 v⃗⋅RS→=a−b2.\displaystyle \vec v\cdot\overrightarrow{RS}=\frac{a-b}{2}. 仮定より v⃗\vec v は RS→\overrightarrow{RS} に垂直でないので a−b≠0a-b\ne0 である。T=(t,t+1,0),U=(0,0,u)T=(t,t+1,0), U=(0,0,u) とおく。 TU→∥v⃗\overrightarrow{TU}\parallel\vec v より、ある実数 kk に対し (−t,−t−1,u)=k(a,b,c).(-t,-t-1,u)=k(a,b,c). 第2成分から第1成分を引くと −1=k(b−a)-1=k(b-a) となるので k=1a−b\displaystyle k=\frac1{a-b}。よって t=−aa−b,t+1=−ba−b,u=ca−b.\displaystyle t=-\frac{a}{a-b},\qquad t+1=-\frac{b}{a-b},\qquad u=\frac{c}{a-b}. したがって T(−aa−b,−ba−b,0),U(0,0,ca−b).\displaystyle T\left(-\frac{a}{a-b},-\frac{b}{a-b},0\right),\qquad U\left(0,0,\frac{c}{a-b}\right).

ℓを媒介変数で表し、PQ・RS・TUの方向条件を成分比較または内積条件に置き換える。(3)では分母a−bがゼロでないことを原文の「vはRSに垂直ではない」から確認してから解く。

この問題で使う考え方

  • 空間直線の媒介変数表示
  • 成分比較による平行条件
  • 内積による垂直条件

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