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神戸大学/2014年度/前期

神戸大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

神戸大学2014年度第1問

a を実数とし,f(x)=xex−x2−axf(x)=xe^x-x^2-ax とする。曲線 y=f(x)y=f(x) 上の点 (0,f(0))(0,f(0)) における接線の傾きを −1-1 とする。このとき,以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) aa の値を求めよ。

(2) 関数 y=f(x)y=f(x) の極値を求めよ。

(3) bb を実数とするとき,2つの曲線 y=xexy=xe^x と y=x2+ax+by=x^2+ax+b の −1≦x≦1-1\leq x\leq 1 の範囲での共有点の個数を調べよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a=2.(2)x=−1 で極大値 1−1e,x=ln⁡2 で極小値 −(ln⁡2)2.(3)m=−(ln⁡2)2, r=e−3, M=1−1e とおくと、共有点の個数は{0(b<m, b>M),1(b=m, r<b≦M),2(m<b≦r).\displaystyle \begin{aligned} &(1)\quad a=2.\\ &(2)\quad x=-1\text{ で極大値 }1-\frac1e,\qquad x=\ln 2\text{ で極小値 }-(\ln 2)^2.\\ &(3)\quad m=-(\ln 2)^2,\space{}r=e-3,\space{}M=1-\frac1e\text{ とおくと、共有点の個数は} \begin{cases} 0& (b<m,\space{}b>M),\\ 1& (b=m,\space{}r<b\le M),\\ 2& (m<b\le r). \end{cases} \end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

・ 接線の傾きは導関数の値だから、 f′(x)=(x+1)ex−2x−a,f′(0)=1−a=−1.f'(x)=(x+1)e^x-2x-a,\qquad f'(0)=1-a=-1. したがって a=2a=2。

・ a=2a=2 とすると f′(x)=(x+1)ex−2x−2=(x+1)(ex−2).f'(x)=(x+1)e^x-2x-2=(x+1)(e^x-2). exe^x は増加関数で、ex=2e^x=2 の解は x=ln⁡2x=\ln 2 である。また 0<ln⁡2<10<\ln 2<1。よって f′(x)>0 (x<−1),f′(x)<0 (−1<x<ln⁡2),f′(x)>0 (x>ln⁡2).f'(x)>0\ (x<-1),\qquad f'(x)<0\ (-1<x<\ln 2),\qquad f'(x)>0\ (x>\ln 2). したがって x=−1x=-1 で極大、x=ln⁡2x=\ln 2 で極小となる。 f(−1)=1−1e,f(ln⁡2)=2ln⁡2−(ln⁡2)2−2ln⁡2=−(ln⁡2)2.\displaystyle f(-1)=1-\frac1e,\qquad f(\ln 2)=2\ln 2-(\ln 2)^2-2\ln 2=-(\ln 2)^2.

・ a=2a=2 のとき共有点の xx 座標は f(x)=bf(x)=b の解である。−1≦x≦1-1\le x\le1 の範囲では ff は −1≦x≦ln⁡2-1\le x\le\ln 2 で減少し、ln⁡2≦x≦1\ln 2\le x\le1 の範囲で増加する。各区間の端での値は f(−1)=M=1−1e,f(ln⁡2)=m=−(ln⁡2)2,f(1)=r=e−3.\displaystyle f(-1)=M=1-\frac1e,\qquad f(\ln 2)=m=-(\ln 2)^2,\qquad f(1)=r=e-3. 通常の評価 2<e<32<e<3 から r<0<Mr<0<M であり、さらに m<rm<r は ln⁡2<1\ln 2<1 と ln⁡2≦x≦1\ln 2\le x\le1 の範囲での増加から従う。よって m<r<Mm<r<M。

・ b<mb<m または b>Mb>M なら解はない。

・ b=mb=m なら極小点 x=ln⁡2x=\ln 2 の1個。

・ m<b≦rm<b\le r なら減少部分に1個、増加部分に1個で、計2個。b=rb=r では増加部分の解が端点 x=1x=1 である。

・ r<b≦Mr<b\le M なら減少部分に1個だけ。b=Mb=M ではその解が端点 x=−1x=-1 である。

以上より、共有点の個数は b<mb<m または b>Mb>M で0個、b=mb=m で1個、m<b≦rm<b\le r で2個、r<b≦Mr<b\le M で1個である。

この問題で使う考え方

  • 積の微分
  • 曲線の接線

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