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神戸大学/2014年度/前期

神戸大学 2014年 数学 第4問解答・解説

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1問題

神戸大学2014年度第4問

nn を自然数とする。1から 2n2n までの番号をつけた 2n2n 枚のカードを袋に入れ,よくかき混ぜて nn 枚を取り出し,取り出した nn 枚のカードの数字の合計を AA,残された nn 枚のカードの数字の合計を BB とする。このとき,以下の問に答えよ。(配点30点)

(1) nn が奇数のとき,AA と BB が等しくないことを示せ。

(2) nn が偶数のとき,AA と BB の差は偶数であることを示せ。

(3) n=4n=4 のとき,AA と BB が等しい確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) A≠B.(1)\space{}A\ne B.
    (2) |A-B| は偶数.
    (3) 435\displaystyle (3)\space{}\dfrac{4}{35}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

11 から 2n2n までの和は 1+2+⋯+2n=2n(2n+1)2=n(2n+1)\displaystyle 1+2+\cdots+2n=\frac{2n(2n+1)}2=n(2n+1) であるから、A+B=n(2n+1)A+B=n(2n+1) である。

oindent (1)  nn が奇数なら、nn と 2n+12n+1 はともに奇数なので、A+B=n(2n+1)A+B=n(2n+1) は奇数である。もし A=BA=B なら A+B=2AA+B=2A は偶数となり矛盾する。よって A≠BA\ne B である。

oindent (2)  nn が偶数なら n(2n+1)n(2n+1) は偶数である。また、 A−B=2A−(A+B)=2A−n(2n+1)A-B=2A-(A+B)=2A-n(2n+1) は偶数どうしの差だから偶数である。したがって AA と BB の差 ∣A−B∣|A-B| も偶数である。

oindent (3)  n=4n=4 のとき、全カードの和は 1+2+⋯+8=361+2+\cdots+8=36 である。したがって A=BA=B となるのは、取り出した4枚の和が 1818 のときである。

oindent 4枚を小さい順に a<b<c<da<b<c<d とする。a≧4a\ge4 なら和は少なくとも 4+5+6+7=224+5+6+7=22 なので、可能なのは a=1,2,3a=1,2,3 である。さらに、

・ a=1a=1 のとき、b=2,3,4b=2,3,4。b≧5b\ge5 なら和は少なくとも 1+5+6+7=191+5+6+7=19 となる。

・ a=2a=2 のとき、b=3,4b=3,4。b≧5b\ge5 なら和は少なくとも 2+5+6+7=202+5+6+7=20 となる。

・ a=3a=3 のとき、b=4b=4。b≧5b\ge5 なら和は少なくとも 3+5+6+7=213+5+6+7=21 となる。

oindent 各場合に c+d=18−a−bc+d=18-a-b を満たす c<dc<d を調べると、次の8通りである。 (a,b)c+d(c,d)(1,2)15(7,8)(1,3)14(6,8)(1,4)13(5,8),(6,7)(2,3)13(5,8),(6,7)(2,4)12(5,7)(3,4)11(5,6)\begin{array}{c|c|c} (a,b)&c+d&(c,d)\\\hline (1,2)&15&(7,8)\\ (1,3)&14&(6,8)\\ (1,4)&13&(5,8),(6,7)\\ (2,3)&13&(5,8),(6,7)\\ (2,4)&12&(5,7)\\ (3,4)&11&(5,6) \end{array}

oindent よって条件を満たす4枚の選び方は8通りである。一方、4枚の選び方は全部で (84)=70\displaystyle \binom84=70 通りあり、どの選び方も同様に確からしい。したがって求める確率は 870=435\displaystyle \dfrac{8}{70}=\boxed{\dfrac{4}{35}} である。

この問題で使う考え方

  • 和の公式
  • 偶奇による背理法
  • 組合せの列挙
  • 同様に確からしい結果の確率

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