神戸大学/2017年度/前期
神戸大学 2017年 数学 第4問解答・解説
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1問題
とする。座標空間内の動点 が原点 から出発し,正四面体のサイコロ(1,2,3,4の目がそれぞれ確率 で出る)をふるごとに,出た目が ()のときは だけ移動する。すなわち,サイコロを 回ふった後の動点 の位置を として,サイコロを 回目にふって出た目が ならば
である。ただし, である。以下の問に答えよ。(配点30点)
(1) 点 が 軸上にある確率を求めよ。
(2) となる確率を求めよ。
(3) 4点 が同一平面上にある確率を求めよ。
(4) を6以下の自然数とする。 となる確率を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) 。(2) 。(3) 。(4) で 、その他の で 。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
(1) 同じ目が2回出れば和は で、 成分は となるため 軸上にはない。異なる目の組で和が 軸上になるのは または の順序付き計4通り。従って確率は 。
(2) 前半2歩と後半2歩の和をそれぞれ とする。異なる目の組の和は のいずれかで、同じ目の組の和 はどの可能な和とも内積が0にならない。従って両方が異なる目の組で、軸方向が異なる場合に限る。前半の順序は12通り、各前半に対して後半は他の2軸・各2符号・各2順序で8通り。よって確率は 。
(3) 3回の目を とすると、、、 である。和と差をとれば、4点が同一平面上にある条件は3ベクトル が同じ平面に平行であることと同値である。同じ目があれば異なる移動ベクトルは2本以下なので、この条件を満たす。3目がすべて異なれば、任意の3ベクトルの自乗は3、相異なる2ベクトルの内積はであり、一次結合が0なら各ベクトルとの内積から係数はすべて0となるため独立。従って平面上になる確率は 。
(4) 各目の出現回数を とする。 と任意の3ベクトルの独立性から、 は と同値。 では の場合に限り各目が1回ずつ出るので、確率は 。それ以外は0。
各小問をベクトル和の分類で数え上げる。直交は座標軸方向への分解、同一平面上にある条件は3本の移動ベクトルの関係、原点復帰は4種類の出目の回数に帰着する。
この問題で使う考え方
- 順序対の分類と数え上げ
- 内積による直交判定
- 一次従属・独立の確認
- 各出目の出現回数
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