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京都大学/2005年度

京都大学 2005年 数学 第3問解答・解説

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1問題

京都大学2005年度第3問配点 30点

α, β, γ は相異なる複素数で,α + β + γ = α² + β² + γ² = 0 を満たすとする.このとき,α,β,γの表す複素平面上の3点を結んで得られる三角形はどのような三角形か.(ただし,複素平面を複素数平面ともいう.)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 三角形は正三角形である。
  • 正三角形

3解答

解答を見る途中式つきの解答

α,β,γ\alpha,\beta,\gamma は相異なる。もし α=0\alpha=0 なら、α+β+γ=0\alpha+\beta+\gamma=0 から γ=−β\gamma=-\beta であり、α2+β2+γ2=0\alpha^2+\beta^2+\gamma^2=0 は 2β2=02\beta^2=0 となる。これは3数が相異なることに反するので、α≠0\alpha\ne0。

γ=−α−β\gamma=-\alpha-\beta を二乗和の条件に代入すると 2(α2+αβ+β2)=0.2(\alpha^2+\alpha\beta+\beta^2)=0. t=β/αt=\beta/\alpha と置けば t2+t+1=0t^2+t+1=0。ω=(−1+i3)/2\omega=(-1+i\sqrt3)/2 とすると、その根は ω,ω2\omega,\omega^2 なので、{α,β,γ}={α,ωα,ω2α}\{\alpha,\beta,\gamma\}=\{\alpha,\omega\alpha,\omega^2\alpha\} である。

∣ω∣=1|\omega|=1 および ∣1−ω∣=∣1−ω2∣=∣ω−ω2∣=3|1-\omega|=|1-\omega^2|=|\omega-\omega^2|=\sqrt3 より、3点間の距離はすべて 3∣α∣\sqrt3|\alpha| で等しい。したがって三角形は正三角形である。

複素数の和の条件でγを消去し、二次方程式から点の位置を1の虚数立方根による回転像として表す。各辺の長さが等しいことを複素数の絶対値で示す。

この問題で使う考え方

  • 複素数の和と二乗和
  • 二次方程式の根
  • 複素数の絶対値

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