本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

京都大学/2005年度

京都大学 2005年 数学 第5問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

京都大学2005年度第5問配点 35点

k を正の整数とし,2kπ ≦ x ≦ (2k + 1)π の範囲で定義された2曲線 C₁: y = cos x, C₂: y = (1 − x²)/(1 + x²) を考える.(1) C₁とC₂は共有点を持つことを示し,その点におけるC₁の接線は点(0, 1)を通ることを示せ.(2) C₁とC₂の共有点はただ1つであることを証明せよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 各正整数 k\quad k\quad について、共有点はただ1つ。これを (a,cos⁡a)\quad (a,\cos a)\quad とすると a\quad a\quad は tan⁡(a/2)=a\quad \tan(a/2)=a\quad の区間 (2kπ,(2k+1)π)\quad (2k\pi,(2k+1)\pi)\quad 内唯一解で、接線 y−cos⁡a=−sin⁡a(x−a)\quad y-\cos a=-\sin a(x-a)\quad は (0,1)\quad (0,1)\quad を通る。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) F(x)=(1+x2)cos⁡x−(1−x2)F(x)=(1+x^2)\cos x-(1-x^2) とおく。F(2kπ)=2(2kπ)2>0F(2k\pi)=2(2k\pi)^2>0、F((2k+1)π)=−2<0F((2k+1)\pi)=-2<0 なので、中間値の定理から区間内部に共有点 aa がある。交点では cos⁡a=1−a21+a2,sin⁡a=2a1+a2>0.\displaystyle \cos a=\frac{1-a^2}{1+a^2},\qquad \sin a=\frac{2a}{1+a^2}>0. 曲線 y=cos⁡xy=\cos x の接線は y=cos⁡a−sin⁡a(x−a)=−sin⁡a x+1y=\cos a-\sin a(x-a)=-\sin a\,x+1 で、(0,1)(0,1) を通る。

(2) 共有点の方程式を半角公式で変形すると x2cos⁡2x2=sin⁡2x2.\displaystyle x^2\cos^2\frac{x}{2}=\sin^2\frac{x}{2}. 区間内部では x>0x>0、tan⁡(x/2)>0\tan(x/2)>0 なので、これは tan⁡(x/2)=x\tan(x/2)=x と同値。G(x)=tan⁡(x/2)−xG(x)=\tan(x/2)-x とおくと G′(x)=12sec⁡2x2−1.\displaystyle G'(x)=\frac12\sec^2\frac{x}{2}-1. kπ<x/2<kπ+π/2k\pi<x/2<k\pi+\pi/2 では sec⁡2(x/2)\sec^2(x/2) はx が大きくなると値は必ず大きくなり、G′G' は左端極限 −1/2-1/2 から右端で +∞+\infty へ増加する。従って GG は一度減少した後に増加する。左端で G(2kπ)=−2kπ<0G(2k\pi)=-2k\pi<0、右端極限は +∞+\infty なので、零点はただ1つ。

符号変化で交点の存在を示し、交点関係を半角公式からtan⁡(x/2)=x\tan(x/2)=xへ変換する。導関数が一度だけ符号を変えることと端点値から一意性を結論する。

この問題で使う考え方

  • 中間値の定理
  • 半角公式
  • 導関数の単調性

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。