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京都大学/2014年度

京都大学 2014年 数学 第2問解答・解説

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1問題

京都大学2014年度第2問

2つの粒子が時刻0において△ABCの頂点Aに位置している。これらの粒子は独立に運動し,それぞれ1秒ごとに隣の頂点に等確率で移動していくとする。たとえば,ある時刻で点Cにいる粒子は,その1秒後には点Aまたは点Bにそれぞれ1/2の確率で移動する。この2つの粒子が,時刻0のn秒後に同じ点にいる確率 p(n) を求めよ。(30点)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • n=0,1,2,…n=0,1,2,\ldots に対して、p(n)=13+23(14)n\displaystyle p(n)=\frac13+\frac23\left(\frac14\right)^n。
  • p(n)=13+23(14)n=4n+23⋅4n(n=0,1,2,…).\displaystyle p(n)=\frac{1}{3}+\frac{2}{3}\left(\frac{1}{4}\right)^n=\frac{4^n+2}{3\cdot4^n}\quad(n=0,1,2,\ldots).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

1個の粒子が時刻 nn に点 AA にいる確率を qnq_n とする。q0=1q_0=1 であり、時刻 n+1n+1 に AA にいるには時刻 nn に BB または CC にいてそこから AA に移る必要がある。よって qn+1=1−qn2.\displaystyle q_{n+1}=\frac{1-q_n}{2}. これを解くと qn=13+23(−12)n.\displaystyle q_n=\frac13+\frac23\left(-\frac12\right)^n. 対称性から、時刻 nn に B,CB,C にいる確率はそれぞれ 1−qn2=13−13(−12)n\displaystyle \frac{1-q_n}{2}=\frac13-\frac13\left(-\frac12\right)^n である。2粒子の運動は独立なので、同じ頂点にいる確率は、両方が AA、両方が BB、または両方が CC にいる確率の和である。したがって p(n)=qn2+2(1−qn2)2=(13+23(−12)n)2+2(13−13(−12)n)2=13+23(14)n.\displaystyle \begin{aligned} p(n)&=q_n^2+2\left(\frac{1-q_n}{2}\right)^2\\ &=\left(\frac13+\frac23\left(-\frac12\right)^n\right)^2 +2\left(\frac13-\frac13\left(-\frac12\right)^n\right)^2\\ &=\frac13+\frac23\left(\frac14\right)^n. \end{aligned}

この問題で使う考え方

  • 確率の基本法則
  • 独立な試行
  • 漸化式

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