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京都大学/2016年度

京都大学 2016年 数学 第4問解答・解説

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1問題

京都大学2016年度第4問配点 35点

xyz 空間において,平面 y=z の中で |x|≦(e^y+e^(−y))/2−1,0≦y≦log a で与えられる図形 D を考える.ただし a は1より大きい定数とする.この図形 D を y 軸のまわりに1回転させてできる立体の体積を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • V=π(a2−a−28−a+a−1+32log⁡a)\displaystyle V=\pi\left(\frac{a^2-a^{-2}}{8}-a+a^{-1}+\frac{3}{2}\log a\right)

3解答

解答を見る途中式つきの解答

0≦t≦log⁡a0\le t\le\log a とする。断面 y=ty=t における D の線分は z=t, ∣x∣≦cosh⁡t−1z=t,\ |x|\leq\cosh t-1 である。これを y 軸のまわりに回転すると、回転軸からの距離 ρ=x2+t2\rho=\sqrt{x^2+t^2} は t から t2+(cosh⁡t−1)2\sqrt{t^2+(\cosh t-1)^2} まで動く。したがって断面は内半径 t、外半径 t2+(cosh⁡t−1)2\sqrt{t^2+(\cosh t-1)^2} の環で、その面積は π{t2+(cosh⁡t−1)2−t2}=π(cosh⁡t−1)2\pi\{t^2+(\cosh t-1)^2-t^2\}=\pi(\cosh t-1)^2 である。よってV=π∫0log⁡a(cosh⁡t−1)2 dt.\displaystyle V=\pi\int_0^{\log a}(\cosh t-1)^2\,dt. ここで (cosh⁡t−1)2=12cosh⁡2t−2cosh⁡t+32\displaystyle (\cosh t-1)^2=\frac12\cosh 2t-2\cosh t+\frac32 だから、V=π[14sinh⁡2t−2sinh⁡t+32t]0log⁡a.\displaystyle V=\pi\left[\frac14\sinh 2t-2\sinh t+\frac32t\right]_0^{\log a}. sinh⁡(2log⁡a)=a2−a−22,sinh⁡(log⁡a)=a−a−12\displaystyle \sinh(2\log a)=\frac{a^2-a^{-2}}2,\quad\sinh(\log a)=\frac{a-a^{-1}}2 より、V=π(a2−a−28−a+a−1+32log⁡a).\displaystyle V=\pi\left(\frac{a^2-a^{-2}}8-a+a^{-1}+\frac32\log a\right).

この問題で使う考え方

  • 定積分による体積
  • 三角・指数・対数関数等の積分

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