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京都大学/2016年度

京都大学 2016年 数学 第5問解答・解説

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1問題

京都大学2016年度第5問配点 35点

xy 平面上の6個の点 (0,0), (0,1), (1,0), (1,1), (2,0), (2,1) が図のように長さ1の線分で結ばれている.動点 X は,これらの点の上を次の規則に従って1秒ごとに移動する.

右向きx軸と上向きy軸の上に、横2区画・縦1区画の長方形の格子が描かれ、6交点が黒丸で示されている。左下の原点にO、x軸の目盛に1、2、y軸の目盛に1があり、黒丸同士が横と縦の線分で結ばれている。

規則:動点 X は,そのときに位置する点から出る長さ1の線分によって結ばれる図の点のいずれかに,等しい確率で移動する. 例えば,X が (2,0) にいるときは,(1,0),(2,1) のいずれかに1/2の確率で移動する.また X が (1,1) にいるときは,(0,1),(1,0),(2,1) のいずれかに1/3の確率で移動する. 時刻0で動点 X が O=(0,0) から出発するとき,n 秒後に X の x 座標が0である確率を求めよ.ただし n は0以上の整数とする.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 27+314(−16)n+12n+1\displaystyle \frac27+\frac{3}{14}\left(-\frac16\right)^n+\frac{1}{2^{n+1}}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

pn=Pr⁡(xn=0), qn=Pr⁡(xn=1), rn=Pr⁡(xn=2)p_n=\Pr(x_n=0),\ q_n=\Pr(x_n=1),\ r_n=\Pr(x_n=2) とおく。端の列 x=0,2x=0,2では、同じ列の上下点へ確率 1/21/2、隣の列へ確率 1/21/2。

中央列 x=1x=1では、3方向へ各 1/31/3。sn=pn+rn,dn=pn−rns_n=p_n+r_n,\quad d_n=p_n-r_n とおくと、qn=1−snq_n=1-s_n である。pn+1=12pn+13qn,rn+1=12rn+13qn\displaystyle p_{n+1}=\frac12p_n+\frac13q_n,\quad r_{n+1}=\frac12r_n+\frac13q_n より

dn+1=12dn,sn+1=12sn+23(1−sn)=23−16sn。\displaystyle d_{n+1}=\frac12d_n,\quad s_{n+1}=\frac12s_n+\frac23(1-s_n)=\frac23-\frac16s_n\text{。}

s0=d0=1s_0=d_0=1 だから dn=2−nd_n=2^{-n}。

sn+1−47=−16(sn−47),s0−47=37\displaystyle s_{n+1}-\frac47=-\frac16\left(s_n-\frac47\right),\quad s_0-\frac47=\frac37

より sn=47+37(−16)n\displaystyle s_n=\frac47+\frac37\left(-\frac16\right)^n。

∴ pn=sn+dn2=27+314(−16)n+12n+1。\displaystyle \therefore\ p_n=\frac{s_n+d_n}{2}=\frac27+\frac{3}{14}\left(-\frac16\right)^n+\frac{1}{2^{n+1}}\text{。}

この問題で使う考え方

  • 横座標だけに状態をまとめる。端列の和s_nと左右差d_nを使って一次漸化式を解く。

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