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京都大学/2016年度

京都大学 2016年 数学 第6問解答・解説

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1問題

京都大学2016年度第6問配点 35点

複素数を係数とする2次式 f(x)=x^2+ax+b に対し,次の条件を考える. (イ)f(x^3) は f(x) で割り切れる. (ロ)f(x) の係数 a,b の少なくとも一方は虚数である. この2つの条件(イ),(ロ)を同時に満たす2次式をすべて求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (イ)・(ロ)
    ω=−1+i32\displaystyle \omega=\frac{-1+i\sqrt3}{2} とすると、x2+ωx+ω2x^2+\omega x+\omega^2、x2−ωx+ω2x^2-\omega x+\omega^2、x2+ω2x+ωx^2+\omega^2x+\omega、x2−ω2x+ωx^2-\omega^2x+\omega、x2+i2x−1x^2+i\sqrt2x-1、x2−i2x−1x^2-i\sqrt2x-1。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)で割った余りが0になる条件を、x^2≡−ax−bを使って求めた。u=a^2−bとおくとx^3≡ux+abであり、f(x^3)の余りはxの係数が au(1−a^2+3b)、定数項が b{1−u^2+a^2(b+1)} となる。したがって両方を0とする条件を、積の各因子に注目して場合分けする。

a=0では b=0,±1 で実数係数。u=0、つまりb=a^2では、b≠0の場合にc=a^2がc^2+c+1=0を満たすので、a=(±1±i√3)/2(4通り)、b=a^2。最後の因子1−a^2+3b=0では b=(a^2−1)/3 を定数項に代入すると b(4−a^2)(a^2+2)/9=0。実数係数の候補を除くと a=±i√2,b=−1 が残る。この場合分けは余り条件(*)のすべての因子を尽くし、各残った係数は(*)を満たす。

旧採用答案の6式と一致し、余りの式・場合分け・非実係数条件の適用に誤りは見つからなかった。

この問題で使う考え方

  • 二次式による多項式の剰余計算
  • 余りの係数を0とする必要十分条件
  • 積の因数ごとの場合分け
  • 二次方程式で複素数係数を決定

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