本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

九州大学/2004年度/前期

九州大学 2004年 数学 第4問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

九州大学2004年度第4問配点 50点

この問題の解答は,解答紙15の定められた場所に記入しなさい。 〔問題〕 座標空間内の三角柱 0≦x≦1,0≦y≦1,x≧y,0≦z≦10\leq x\leq1,\quad 0\leq y\leq1,\quad x\geq y,\quad 0\leq z\leq1 を考え,その xyxy 平面内の面を SS,xzxz 平面内の面を TT とする。点 A(a,b,0)A(a,b,0) を SS 内に,点 B(c,0,d)B(c,0,d) を TT 内にとり,また C(1,1,1)C(1,1,1) とする。ただし,点 A,BA,B は原点 OO とは異なるとする。

(1) ベクトル OA→\overrightarrow{OA} および OC→\overrightarrow{OC} に直交する単位ベクトルを求め,その単位ベクトルとベクトル OB→\overrightarrow{OB} の内積の絶対値を求めよ。

(2) 四面体 OABCOABC の体積を求めよ。ただし,点 O,A,B,CO,A,B,C は同一平面上にないとする。

(3) 点 AA が SS 内を,点 BB が TT 内を動くとする。このときの,四面体 OABCOABC の体積の最大値,および最大値を与える点 A,BA,B の位置をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) n⃗=±(b,−a,a−b)2(a2−ab+b2)\displaystyle \quad \vec n=\pm\dfrac{(b,-a,a-b)}{\sqrt{2(a^2-ab+b^2)}}\quad , ∣n⃗⋅OB→∣=bc+(a−b)d2(a2−ab+b2)\displaystyle \quad |\vec n\cdot\overrightarrow{OB}|=\dfrac{bc+(a-b)d}{\sqrt{2(a^2-ab+b^2)}}\quad 。 (2) V=bc+(a−b)d6\displaystyle \quad V=\dfrac{bc+(a-b)d}{6}\quad 。 (3) 最大値 1/6\quad 1/6\quad 。等号成立は A=(1,b,0),B=(1,0,1)\quad A=(1,b,0),B=(1,0,1)\quad (0≦b≦1\quad 0\le b\le1\quad )、または A=(1,0,0),B=(c,0,1)\quad A=(1,0,0),B=(c,0,1)\quad (0≦c≦1\quad 0\le c\le1\quad )、または A=(1,1,0),B=(1,0,d)\quad A=(1,1,0),B=(1,0,d)\quad (0≦d≦1\quad 0\le d\le1\quad )。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

A=(a,b,0)A=(a,b,0) が SS 内より 0≦b≦a≦10\le b\le a\le1、A≠OA\ne O より a>0a>0。また B=(c,0,d)B=(c,0,d) について 0≦c,d≦10\le c,d\le1。

(1) n⃗=(x,y,z)\vec n=(x,y,z) を OA,OCOA,OC に垂直とすると ax+by=0ax+by=0、x+y+z=0x+y+z=0。これを解けば n⃗\vec n は (b,−a,a−b)(b,-a,a-b) に平行であり、長さの二乗は 2(a2−ab+b2)2(a^2-ab+b^2)。従って n⃗=±(b,−a,a−b)2(a2−ab+b2).\displaystyle \vec n=\pm\frac{(b,-a,a-b)}{\sqrt{2(a^2-ab+b^2)}}. OB=(c,0,d)OB=(c,0,d) との内積の絶対値は ∣bc+(a−b)d∣/2(a2−ab+b2)|bc+(a-b)d|/\sqrt{2(a^2-ab+b^2)}。条件から分子は非負なので、絶対値を外せる。

(2) OAOA を底辺とみると ∣OA∣=a2+b2|OA|=\sqrt{a^2+b^2}。点 CC を直線 OAOA に正射影した点を HH とすると、OH=((a+b)/(a2+b2))OAOH=((a+b)/(a^2+b^2))OA だから CH2=∣OC∣2−∣OH∣2=3−(a+b)2/(a2+b2)CH^2=|OC|^2-|OH|^2=3-(a+b)^2/(a^2+b^2)。よって [OAC]2=14∣OA∣2CH2=3(a2+b2)−(a+b)24=a2−ab+b22.\displaystyle [OAC]^2=\frac14|OA|^2CH^2=\frac{3(a^2+b^2)-(a+b)^2}{4}=\frac{a^2-ab+b^2}{2}. (1)の法線方向の高さと掛けて V=[OAC] ∣n⋅OB∣/3=(bc+(a−b)d)/6V=[OAC]\,|n\cdot OB|/3=(bc+(a-b)d)/6。

(3) F=bc+(a−b)d≦b+(a−b)=a≦1F=bc+(a-b)d\le b+(a-b)=a\le1 なので V≦1/6V\le1/6。等号は a=1a=1 と bc=bbc=b, (1−b)d=1−b(1-b)d=1-b の同時成立に限る。0<b<10<b<1 なら c=d=1c=d=1。b=0b=0 なら d=1d=1 で cc は任意、b=1b=1 なら c=1c=1 で dd は任意。これで等号成立点をすべて得る。

この問題で使う考え方

  • 垂直条件から法線を求める
  • 内積による距離計算
  • 線形関数の上限と等号条件

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。