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宮崎大学/2019年度/前期

宮崎大学 2019年 数学 第2問解答・解説

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1問題

宮崎大学2019年度第2問

医学部。2 四面体 OABCOABC において,OA=OB=OC=1, ∠AOB=∠BOC=60∘, ∠COA=90∘OA=OB=OC=1,\ \angle AOB=\angle BOC=60^\circ,\ \angle COA=90^\circ とし,OBOB を 3:13:1 に内分する点を DD とする。a⃗=OA→, b⃗=OB→, c⃗=OC→\vec{a}=\overrightarrow{OA},\ \vec{b}=\overrightarrow{OB},\ \vec{c}=\overrightarrow{OC} とするとき,次の各問に答えよ。

(1) 内積 a⃗⋅b⃗, b⃗⋅c⃗, c⃗⋅a⃗\vec{a}\cdot\vec{b},\ \vec{b}\cdot\vec{c},\ \vec{c}\cdot\vec{a} の値を求めよ。

(2) 線分 DA,DCDA,DC の長さを求めよ。

(3) 三角形 ACDACD の面積を求めよ。

(4) 点 OO から3点 A,C,DA,C,D を含む平面に下ろした垂線の足を HH とするとき,OH→\overrightarrow{OH} を a⃗,b⃗,c⃗\vec{a},\vec{b},\vec{c} を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) a⃗⋅b⃗=12,b⃗⋅c⃗=12,c⃗⋅a⃗=0\displaystyle \vec a\cdot\vec b=\frac12,\quad\vec b\cdot\vec c=\frac12,\quad\vec c\cdot\vec a=0。(2) DA=DC=134\displaystyle DA=DC=\frac{\sqrt{13}}4。(3) [△ACD]=108\displaystyle [\triangle ACD]=\frac{\sqrt{10}}8。(4) OH→=310(a⃗+b⃗+c⃗)\displaystyle \overrightarrow{OH}=\frac3{10}(\vec a+\vec b+\vec c)。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

OA=OB=OC=1OA=OB=OC=1 であり、各ベクトルのなす角から、 a⃗⋅b⃗=12,b⃗⋅c⃗=12,c⃗⋅a⃗=0.\displaystyle \vec a\cdot\vec b=\frac12,\qquad \vec b\cdot\vec c=\frac12,\qquad \vec c\cdot\vec a=0. また、DD は OBOB を 3:13:1 に内分するので、OD→=34b⃗\displaystyle \overrightarrow{OD}=\frac34\vec b である。

(1) より、求める内積は 12,12,0\displaystyle \frac12,\frac12,0 である。

(2) 内積を用いて距離の平方を計算すると、 DA‾ 2=(a⃗−34b⃗)⋅(a⃗−34b⃗)=1−32⋅12+916=1316,DC‾ 2=(c⃗−34b⃗)⋅(c⃗−34b⃗)=1−32⋅12+916=1316.\displaystyle \begin{aligned}\overline{DA}^{\,2}&=\left(\vec a-\frac34\vec b\right)\cdot\left(\vec a-\frac34\vec b\right)=1-\frac32\cdot\frac12+\frac9{16}=\frac{13}{16},\\\overline{DC}^{\,2}&=\left(\vec c-\frac34\vec b\right)\cdot\left(\vec c-\frac34\vec b\right)=1-\frac32\cdot\frac12+\frac9{16}=\frac{13}{16}.\end{aligned} したがって、DA=DC=134\displaystyle DA=DC=\frac{\sqrt{13}}4。

(3) DA=DCDA=DC より、△ACD\triangle ACD は二等辺三角形である。 AC2=(c⃗−a⃗)⋅(c⃗−a⃗)=1+1−2⋅0=2AC^2=(\vec c-\vec a)\cdot(\vec c-\vec a)=1+1-2\cdot0=2 より AC=2AC=\sqrt2。DD から ACAC に下ろした垂線の足を MM とすると、二等辺三角形なので MM は ACAC の中点であり、 DM2=DA2−AM2=1316−(22)2=516.\displaystyle DM^2=DA^2-AM^2=\frac{13}{16}-\left(\frac{\sqrt2}{2}\right)^2=\frac5{16}. よって DM=54\displaystyle DM=\frac{\sqrt5}{4} であり、 [△ACD]=12 AC⋅DM=12⋅2⋅54=108.\displaystyle [\triangle ACD]=\frac12\,AC\cdot DM=\frac12\cdot\sqrt2\cdot\frac{\sqrt5}{4}=\frac{\sqrt{10}}8.

(4) OH→=xa⃗+yb⃗+zc⃗\overrightarrow{OH}=x\vec a+y\vec b+z\vec c とおく。A,C,DA,C,D の位置ベクトルはそれぞれ a⃗,c⃗,34b⃗\displaystyle \vec a,\vec c,\frac34\vec b だから、平面 ACDACD 上の点の係数は x+43y+z=1\displaystyle x+\frac43y+z=1 を満たす。OHOH はこの平面に垂直なので、c⃗−a⃗\vec c-\vec a および 34b⃗−a⃗\displaystyle \frac34\vec b-\vec a と垂直である。 0=OH→⋅(c⃗−a⃗)=−x+z,0=OH→⋅(34b⃗−a⃗)=−58x+14y+38z.\displaystyle \begin{aligned}0&=\overrightarrow{OH}\cdot(\vec c-\vec a)=-x+z,\\0&=\overrightarrow{OH}\cdot\left(\frac34\vec b-\vec a\right)=-\frac58x+\frac14y+\frac38z.\end{aligned} 第1式から z=xz=x、これを第2式に代入して y=xy=x を得る。これらを平面の条件に代入すると 103x=1\displaystyle \frac{10}{3}x=1、したがって x=y=z=310\displaystyle x=y=z=\frac3{10}。ゆえに、 OH→=310(a⃗+b⃗+c⃗).\displaystyle \overrightarrow{OH}=\frac3{10}(\vec a+\vec b+\vec c).

各角から内積を計算し、内分点の位置ベクトルを用いて距離を求める。等しい二辺を使って底辺への高さを出し、最後は平面の係数条件と法線条件から垂線の足を決める。

この問題で使う考え方

  • 内積による距離計算
  • 二等辺三角形の高さ
  • 係数座標による平面条件
  • 法線の直交条件

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