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宮崎大学/2019年度/前期

宮崎大学 2019年 数学 第5問解答・解説

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1問題

宮崎大学2019年度第5問

医学部。5 xx についての整式 P(x)P(x) は,(x+1)2(x+1)^2 で割ると −x+4-x+4 余り,(x−1)2(x-1)^2 で割ると 2x+52x+5 余るとする。このとき,次の各問に答えよ。

(1) P(x)P(x) を (x+1)(x−1)(x+1)(x-1) で割ったときの余りを求めよ。

(2) P(x)P(x) を (x+1)(x−1)2(x+1)(x-1)^2 で割ったときの余りを求めよ。

(3) P(x)P(x) を (x+1)2(x−1)2(x+1)^2(x-1)^2 で割ったときの余りを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x+6x+6。(2) 12x2+x+112\displaystyle \frac12x^2+x+\frac{11}{2}。(3) −14x3+34x2+54x+214\displaystyle -\frac14x^3+\frac34x^2+\frac54x+\frac{21}{4}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

各剰余条件を用いて、求める余りの値と必要な導関数の値を定める。多項式の差が (x−a)2(x-a)^2 で割り切れるなら、その差は (x−a)2Q(x)(x-a)^2Q(x) と書けるから、差の値も導関数の値も x=ax=a で 00 となる。したがって、二乗因子を法とする余りは、その点での値と導関数の値をともに一致させる。

(1) 余りを R1(x)=ax+bR_1(x)=ax+b とおく。与えられた条件から P(−1)=5P(-1)=5、P(1)=7P(1)=7 なので、R1(−1)=5R_1(-1)=5、R1(1)=7R_1(1)=7 である。よって −a+b=5-a+b=5、a+b=7a+b=7 となり、a=1a=1、b=6b=6 を得る。

(2) 余りを R2(x)=ax2+bx+cR_2(x)=ax^2+bx+c とおく。P(−1)=5P(-1)=5、P(1)=7P(1)=7、P′(1)=2P'(1)=2 より、 a−b+c=5,a+b+c=7,2a+b=2.a-b+c=5,\qquad a+b+c=7,\qquad 2a+b=2. 前二式の差から b=1b=1、第三式から a=12\displaystyle a=\frac12、第二式から c=112\displaystyle c=\frac{11}{2} である。

(3) 余りを R3(x)=ax3+bx2+cx+dR_3(x)=ax^3+bx^2+cx+d とおく。二乗因子についての条件から R3(−1)=5R_3(-1)=5、R3′(−1)=−1R_3'(-1)=-1、R3(1)=7R_3(1)=7、R3′(1)=2R_3'(1)=2 である。したがって、 −a+b−c+d=5,3a−2b+c=−1,a+b+c+d=7,3a+2b+c=2.\begin{aligned}-a+b-c+d&=5, & 3a-2b+c&=-1,\\ a+b+c+d&=7, & 3a+2b+c&=2.\end{aligned} 値の二式を引くと a+c=1a+c=1、導関数の二式を引くと 4b=34b=3 なので b=34\displaystyle b=\frac34 である。また 3a−2b+c=−13a-2b+c=-1 に代入すると 3a+c=12\displaystyle 3a+c=\frac12。これと a+c=1a+c=1 から a=−14\displaystyle a=-\frac14、c=54\displaystyle c=\frac54 を得る。さらに a+b+c+d=7a+b+c+d=7 より d=214\displaystyle d=\frac{21}{4} となる。各余りを条件へ代入すると、指定された点での値と導関数の値が一致することも確認できる。

二乗因子で割った余りが一次式r(x)なら、x=±1で元の多項式と値および導関数が一致する。条件からP(−1)=5, P′(−1)=−1, P(1)=7, P′(1)=2。次数1・2・3の余りを順にこれらの条件へ当てはめ、係数を解く。

この問題で使う考え方

  • 剰余条件
  • 重解における値・導関数の一致
  • 係数比較

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