九州大学/2009年度/前期
九州大学 2009年 数学 第4問解答・解説
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1問題
この問題の解答は、解答紙16の定められた場所に記入しなさい。
[問題]2次の列ベクトル は大きさが1であり、 かつ とする。ただし、一般に2次の列ベクトル の大きさは で定義される。また、2次の正方行列 が をみたすとする。このとき、次の問いに答えよ。
(1) を示せ。
(2) は ( は実数)の形にただ一通りに表せることを示せ。
(3) を示せ。
(4) 行列 を求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) Y≠−X。 (2) 任意のZは(s,t∈R)とただ一通りに表せる。 。 (4) Aは原点中心の±120°回転を表す次の2行列。
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
- (1)(2) と一意に表せる(3)(4) または
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
3解答
解答を見る途中式つきの解答
とおき、 とする。
(1) と仮定すると、 であり、 から となる。さらに と から を得る。よって 、すなわち となるが、これは に反する。したがって 。
(2) 仮定 と (1) より 。したがって 。任意の について、 は を満たすので、 とただ一通りに定まる。
(3) に行列 を作用させると は一次独立だから 。従って であり、実数 について 。よって 、すなわち
(4) と から よって 、。 が の第1列を定め、 から第2列を定める。 の場合と の場合をそれぞれ解くと、 各行列に対応する を代入すると、いずれも および を満たす。
(1)はY=-Xを仮定して矛盾を得る。(2)はX,Yの一次独立性を成分で確認する。(3)は表示の一意性による係数比較。(4)はZ=-X-Yと各ベクトルの長さからYを2通りに定め、行列の列を決めて直接検算する。
この問題で使う考え方
- 背理法
- 成分による一次独立性・一意表示
- 係数比較
- 行列とベクトルの成分計算
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