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九州大学/2017年度/前期

九州大学 2017年 数学 第3問解答・解説

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1問題

九州大学2017年度第3問

[問題] 初項 a1=1a_1=1,公差4の等差数列 {an}\{a_n\} を考える。以下の問いに答えよ。

(1) {an}\{a_n\} の初項から第600項のうち,7の倍数である項の個数を求めよ。

(2) {an}\{a_n\} の初項から第600項のうち,727^2 の倍数である項の個数を求めよ。

(3) 初項から第 nn 項までの積 a1a2⋯ana_1a_2\cdots a_n が 7457^{45} の倍数となる最小の自然数 nn を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    85 terms.
  • (2)
    12 terms.
  • (3)
    The least n is 265.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

第3問 一般項は ak=1+4(k−1)=4k−3(k=1,2,3,…)a_k=1+4(k-1)=4k-3\qquad(k=1,2,3,\ldots) である。

(1) 7∣ak7\mid a_k は 4k≡3(mod7)4k\equiv3\pmod 7 と同値である。4⋅2≡1(mod7)4\cdot2\equiv1\pmod 7 より k≡6(mod7)k\equiv6\pmod 7。該当する番号は 6,13,…,5946,13,\ldots,594 なので、個数は 594−67+1=85.\displaystyle \frac{594-6}{7}+1=\boxed{85}.

(2) 49∣ak49\mid a_k は 4k≡3(mod49)4k\equiv3\pmod{49} と同値である。4⋅37=3⋅49+14\cdot37=3\cdot49+1 だから k≡3⋅37≡13(mod49)k\equiv3\cdot37\equiv13\pmod{49}。該当する番号は 13,62,…,55213,62,\ldots,552 なので、個数は 552−1349+1=12.\displaystyle \frac{552-13}{49}+1=\boxed{12}.

(3) 積 a1a2⋯ana_1a_2\cdots a_n に含まれる7の因子の個数を考える。各項が7で割り切れれば1個、49で割り切れればさらに1個、343で割り切れればさらに1個と数える。このように、7j7^j で割り切れる項を各 jj について1回ずつ数えれば、積に含まれる7の因子の総数になる。

まず 7∣ak、すなわち k≡6(mod7),49∣ak、すなわち k≡13(mod49).7\mid a_k\text{、すなわち } k\equiv6\pmod7,\qquad 49\mid a_k\text{、すなわち } k\equiv13\pmod{49}. さらに k=13+49sk=13+49s とおくと ak=4(13+49s)−3=49(1+4s).a_k=4(13+49s)-3=49(1+4s). 従って 343∣ak343\mid a_k は s≡5(mod7)s\equiv5\pmod7 と同値であり、 343∣ak、すなわち k≡258(mod343).343\mid a_k\text{、すなわち } k\equiv258\pmod{343}. また k=258+343sk=258+343s とおくと ak=343(3+4s).a_k=343(3+4s). 2401∣ak2401\mid a_k には s≡1(mod7)s\equiv1\pmod7 が必要なので、その最小の正の番号は k=601k=601 である。よって n≦265n\le265 では 747^4 以上の因子を含む項はない。

第258項まででは、7の倍数である項が 6,13,…,2586,13,\ldots,258 の37個、49の倍数である項が 13,62,…,25813,62,\ldots,258 の6個、343の倍数である項が 258258 の1個である。従って含まれる7の因子は 37+6+1=44個.37+6+1=44\text{個}. 第259項から第264項には新たな7の倍数がないため、ここまで総数は44個のままである。第265項は a265=1057=7⋅151a_{265}=1057=7\cdot151 で、151=7⋅21+4151=7\cdot21+4 より49では割り切れないので、7の因子が1個増えて総数は45個になる。従って積が 7457^{45} の倍数になる最小の自然数は n=265.\boxed{n=265}.

この問題で使う考え方

  • 等差数列
  • 合同式による倍数判定
  • 具体的な剰余類の逐次計算
  • 積の素因数個数を素数べき倍数数で数える

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