本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

長崎大学/2001年度/前期

長崎大学 2001年 数学 第3問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

長崎大学2001年度第3問

次の問いに答えよ。

(1) 三角関数の加法定理を用いて cos⁡A−cos⁡B\cos A-\cos B を積の形になおせ。

(2) cos⁡3θ<cos⁡2θ\cos 3\theta<\cos 2\theta を満たす θ\theta の値の範囲を求めよ(0∘≦θ<360∘0^{\circ}\leq\theta<360^{\circ})。

(3) y=cos⁡2θ, y=cos⁡3θy=\cos 2\theta,\ y=\cos 3\theta のグラフをかけ。ただし,2 つのグラフの交点の yy 座標は求めなくてよい。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

余弦の差を積に直して符号を調べ、グラフは周期・零点・極値を使って一周期分を描く。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) cos⁡A−cos⁡B=2sin⁡A+B2sin⁡B−A2/\displaystyle (1)\space{}\cos A-\cos B=2\sin\frac{A+B}{2}\sin\frac{B-A}{2}\quad/
    (2) 0∘<θ<72∘, 144∘<θ<216∘, 288∘<θ<360∘/(2)\space{}0^\circ<\theta<72^\circ,\space{}144^\circ<\theta<216^\circ,\space{}288^\circ<\theta<360^\circ\quad/
    (3) 下記主要点を滑らかな余弦曲線で結ぶ。

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 加法定理を cos⁡A=cos⁡A+B2cos⁡A−B2−sin⁡A+B2sin⁡A−B2,\displaystyle \cos A=\cos\frac{A+B}{2}\cos\frac{A-B}{2} -\sin\frac{A+B}{2}\sin\frac{A-B}{2}, cos⁡B=cos⁡A+B2cos⁡A−B2+sin⁡A+B2sin⁡A−B2\displaystyle \cos B=\cos\frac{A+B}{2}\cos\frac{A-B}{2} +\sin\frac{A+B}{2}\sin\frac{A-B}{2} と用いると、差をとって cos⁡A−cos⁡B=−2sin⁡A+B2sin⁡A−B2=2sin⁡A+B2sin⁡B−A2\displaystyle \cos A-\cos B =-2\sin\frac{A+B}{2}\sin\frac{A-B}{2} =2\sin\frac{A+B}{2}\sin\frac{B-A}{2} を得る。

(2) (1)に A=3θ, B=2θA=3\theta,\ B=2\theta を代入すると cos⁡3θ−cos⁡2θ=−2sin⁡5θ2sin⁡θ2.\displaystyle \cos3\theta-\cos2\theta =-2\sin\frac{5\theta}{2}\sin\frac{\theta}{2}. したがって求める不等式は sin⁡5θ2sin⁡θ2>0\displaystyle \sin\frac{5\theta}{2}\sin\frac{\theta}{2}>0 と同値である。0∘<θ<360∘0^\circ<\theta<360^\circ では 0∘<θ/2<180∘0^\circ<\theta/2<180^\circ だから sin⁡(θ/2)>0\sin(\theta/2)>0。よって sin⁡(5θ/2)>0\sin(5\theta/2)>0 となる範囲を求めればよい。 0∘<5θ/2<900∘0^\circ<5\theta/2<900^\circ において正弦が正となるのは 0∘<5θ2<180∘,360∘<5θ2<540∘,720∘<5θ2<900∘\displaystyle 0^\circ<\frac{5\theta}{2}<180^\circ,\quad 360^\circ<\frac{5\theta}{2}<540^\circ,\quad 720^\circ<\frac{5\theta}{2}<900^\circ である。従って 0∘<θ<72∘,144∘<θ<216∘,288∘<θ<360∘.0^\circ<\theta<72^\circ,\qquad 144^\circ<\theta<216^\circ,\qquad 288^\circ<\theta<360^\circ. 各端点では等号となるか、問題の定義域から外れるため、端点は含まない。

(3) 二つの関数の周期はそれぞれ 180∘180^\circ、120∘120^\circ なので、共通周期 360∘360^\circ の一周期を描けばよい。どちらも値域は −1≦y≦1-1\le y\le1 である。描く際の主な通過点は y=cos⁡2θ:(0∘,1),(45∘,0),(90∘,−1),(135∘,0),(180∘,1),(225∘,0),(270∘,−1),(315∘,0),(360∘,1),y=cos⁡3θ:(0∘,1),(30∘,0),(60∘,−1),(90∘,0),(120∘,1),(150∘,0),(180∘,−1),(210∘,0),(240∘,1),(270∘,0),(300∘,−1),(330∘,0),(360∘,1).\begin{aligned} y=\cos2\theta:\quad &(0^\circ,1),(45^\circ,0),(90^\circ,-1),(135^\circ,0), (180^\circ,1),(225^\circ,0),(270^\circ,-1),(315^\circ,0),(360^\circ,1),\\ y=\cos3\theta:\quad &(0^\circ,1),(30^\circ,0),(60^\circ,-1),(90^\circ,0), (120^\circ,1),(150^\circ,0),(180^\circ,-1),(210^\circ,0),\\ &(240^\circ,1),(270^\circ,0),(300^\circ,-1),(330^\circ,0),(360^\circ,1). \end{aligned} これらの点を、それぞれ滑らかな余弦曲線で結ぶ。第1の曲線はこの区間に2周期、第2の曲線は3周期を描き、交点の yy 座標を別に計算する必要はない。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の加法定理
  • 三角関数の周期・グラフ

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。