本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

長崎大学/2001年度/前期

長崎大学 2001年 数学 第6問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

長崎大学2001年度第6問

複素数 z=x+yiz=x+yi(x,yx,y は実数)について,次の問いに答えよ。

(1) z4z^{4} が 0 でない実数であるとき,zz の偏角 α\alpha を求めよ(0∘≦α<360∘0^{\circ}\leq\alpha<360^{\circ})。

(2) (z−1)3(z-1)^{3} が純虚数であるとき,z−1z-1 の偏角 β\beta を求めよ。

(0∘≦β<360∘0^{\circ}\leq\beta<360^{\circ})

(3) x>0, y>0x>0,\ y>0 で z4z^{4} が実数,(z−1)3(z-1)^{3} が純虚数となるときの z4z^{4} をすべて求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

複素数を極形式で表して偏角条件を得る。第3問では第1象限の条件を使ってz=a(1+i)と置き、z−1の偏角候補ごとに実部・虚部の比を比較する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)α=0∘,45∘,90∘,135∘,180∘,225∘,270∘,315∘,(2)β=30∘,90∘,150∘,210∘,270∘,330∘,(3)z4=−4,43−7.\begin{aligned} &(1)\quad \alpha=0^\circ,45^\circ,90^\circ,135^\circ,180^\circ,225^\circ,270^\circ,315^\circ,\\ &(2)\quad \beta=30^\circ,90^\circ,150^\circ,210^\circ,270^\circ,330^\circ,\\ &(3)\quad z^4=-4,\quad 4\sqrt3-7. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) z≠0z\ne0 なので、z=r(cos⁡α+isin⁡α)z=r(\cos\alpha+i\sin\alpha)(r>0r>0)と表す。すると z4=r4(cos⁡4α+isin⁡4α).z^4=r^4(\cos4\alpha+i\sin4\alpha). これが実数であるための条件は sin⁡4α=0\sin4\alpha=0、すなわち 4α=180∘k4\alpha=180^\circ k(kk は整数)である。0∘≦α<360∘0^\circ\le\alpha<360^\circ より α=0∘,45∘,90∘,135∘,180∘,225∘,270∘,315∘.\alpha=0^\circ,45^\circ,90^\circ,135^\circ,180^\circ,225^\circ,270^\circ,315^\circ.

(2) z−1≠0z-1\ne0 として z−1=ρ(cos⁡β+isin⁡β)z-1=\rho(\cos\beta+i\sin\beta)(ρ>0\rho>0)と表す。(z−1)3(z-1)^3 が純虚数である条件はその実部が0、すなわち cos⁡3β=0\cos3\beta=0 である。したがって 3β=90∘+180∘k3\beta=90^\circ+180^\circ k となり、範囲 0∘≦β<360∘0^\circ\le\beta<360^\circ から β=30∘,90∘,150∘,210∘,270∘,330∘.\beta=30^\circ,90^\circ,150^\circ,210^\circ,270^\circ,330^\circ.

(3) x>0, y>0x>0,\ y>0 より zz の偏角は 0∘<α<90∘0^\circ<\alpha<90^\circ である。(1)の候補のうち、これを満たすのは α=45∘\alpha=45^\circ だけである。よって z=a(1+i)z=a(1+i)(a>0a>0)とおける。このとき z−1=(a−1)+aiz-1=(a-1)+ai であり、β\beta は 0∘<β<180∘0^\circ<\beta<180^\circ にあるので、(2)から候補は 30∘,90∘,150∘30^\circ,90^\circ,150^\circ である。 β条件結果30∘aa−1=13(3−1)a=−1 となり a>0に反する90∘a−1=0a=1150∘a1−a=13a=13+1=3−12\displaystyle \begin{array}{c|c|c} \beta&条件&結果\\ \hline 30^\circ&\dfrac{a}{a-1}=\dfrac1{\sqrt3}&(\sqrt3-1)a=-1\ \text{となり }a>0\text{に反する}\\ 90^\circ&a-1=0&a=1\\ 150^\circ&\dfrac{a}{1-a}=\dfrac1{\sqrt3}&a=\dfrac1{\sqrt3+1}=\dfrac{\sqrt3-1}{2} \end{array} a=1a=1 のとき z=1+iz=1+i なので z4=−4z^4=-4。また a=(3−1)/2a=(\sqrt3-1)/2 のとき z4=a4(1+i)4=−4a4=43−7.z^4=a^4(1+i)^4=-4a^4=4\sqrt3-7. したがって求める値は z4=−4,43−7.z^4=-4,\quad 4\sqrt3-7.

この問題で使う考え方

  • 複素数平面
  • 複素数の極形式
  • ド・モアブルの定理

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。