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長崎大学/2018年度/前期

長崎大学 2018年 数学 第5問解答・解説

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1問題

長崎大学2018年度第5問

関数 f(x)=13x3−x+2\displaystyle f(x)=\frac{1}{3}x^{3}-x+2 がある。曲線 C:y=f(x)C:y=f(x) の変曲点を PP とする。以下の問いに答えよ。

(1) 関数 y=f(x)y=f(x) の増減および凹凸を調べ,極値および PP の座標を求めよ。

(2) 曲線 CC 上の点 PP における接線を ℓ\ell とする。また,PP を通り ℓ\ell に垂直な直線を mm とする。ℓ,m\ell,m の方程式を求めよ。

(3) 直線 mm と曲線 CC との交点で,PP と異なる点を Q,RQ,R とする。ただし,QQ の xx 座標は RR の xx 座標より小さいものとする。このとき,CC と線分 PRPR とで囲まれる図形 FF の面積 SS を求めよ。

(4) PP を通り,図形 FF の面積を2等分する直線の方程式を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

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  • (1) (−∞,−1),(1,∞)(-\infty,-1),(1,\infty)で増加、(−1,1)(-1,1)で減少。極大値83\displaystyle \frac83(x=−1x=-1)、極小値43\displaystyle \frac43(x=1x=1)、P=(0,2)P=(0,2) / (2) ℓ:y=-x+2、m:y=x+2 / (3) S=3S=3 / (4) y=(2−1)x+2y=(\sqrt2-1)x+2

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 導関数は f′(x)=x2−1=(x+1)(x−1)f'(x)=x^2-1=(x+1)(x-1) である。したがって、x<−1x<-1およびx>1x>1ではf′(x)>0f'(x)>0、−1<x<1-1<x<1ではf′(x)<0f'(x)<0である。よって、y=f(x)y=f(x)はx<−1x<-1 または x>1x>1 で増加し、−1<x<1-1<x<1 で減少する。x=−1x=-1で極大となり、 f(−1)=−13+1+2=83\displaystyle f(-1)=-\frac13+1+2=\frac83 である。また、x=1x=1で極小となり、 f(1)=13−1+2=43\displaystyle f(1)=\frac13-1+2=\frac43 である。さらに、 f′′(x)=2xf''(x)=2x より、x<0x<0で上に凸、x>0x>0で下に凸であるから、変曲点はP=(0,f(0))=(0,2)P=(0,f(0))=(0,2)である。

(2) 点PPにおける接線の傾きはf′(0)=−1f'(0)=-1だから、 ℓ:y−2=−(x−0),ℓ:y=−x+2.\ell:y-2=-(x-0),\qquad \ell:y=-x+2. これに垂直な直線の傾きは11である。したがって、 m:y−2=x−0,m:y=x+2.m:y-2=x-0,\qquad m:y=x+2.

(3) 直線mmと曲線CCの交点のxx座標を求める方程式は 13x3−x+2=x+2\displaystyle \frac13x^3-x+2=x+2 である。これと同値な式は x(x2−6)=0x(x^2-6)=0 である。よって、P=(0,2)P=(0,2)以外の交点は Q=(−6,2−6),R=(6,2+6)Q=(-\sqrt6,2-\sqrt6),\qquad R=(\sqrt6,2+\sqrt6) である。0≦x≦60\le x\le\sqrt6では (x+2)−f(x)=2x−13x3=x(6−x2)3≧0\displaystyle (x+2)-f(x)=2x-\frac13x^3=\frac{x(6-x^2)}3\ge0 だから、求める面積は S=∫06(2x−13x3)dx=[x2−x412]06=6−3=3.\displaystyle S=\int_0^{\sqrt6}\left(2x-\frac13x^3\right)dx =\left[x^2-\frac{x^4}{12}\right]_0^{\sqrt6} =6-3=3.

(4) 面積を二等分する直線をy=ax+2y=ax+2とし、その直線とCCとのPP以外の交点のxx座標をttとする。図形FFの内部を通るため0<t<60<t<\sqrt6であり、 at+2=f(t)=13t3−t+2\displaystyle at+2=f(t)=\frac13t^3-t+2 より a=t23−1.\displaystyle a=\frac{t^2}{3}-1. 0≦x≦t0\le x\le tでは直線y=ax+2y=ax+2が曲線CCの上側にあるので、直線で切り取られるPP側の面積は ∫0t(ax+2−f(x))dx=∫0tx(t2−x2)3 dx=t412.\displaystyle \int_0^t\bigl(ax+2-f(x)\bigr)dx =\int_0^t\frac{x(t^2-x^2)}3\,dx =\frac{t^4}{12}. これがS/2=3/2S/2=3/2に等しいから、t4=18t^4=18、したがってt2=32t^2=3\sqrt2である。よって a=t23−1=2−1.\displaystyle a=\frac{t^2}{3}-1=\sqrt2-1. 求める直線は y=(2−1)x+2y=(\sqrt2-1)x+2 である。

この問題で使う考え方

  • 増減・凹凸
  • 接線・垂線
  • 面積二等分

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