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奈良県立医科大学/2021年度/前期

奈良県立医科大学 2021年 数学 第1問解答・解説

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1問題

奈良県立医科大学2021年度第1問

以下の空欄を適切に埋めて文章を完成させよ。

a,ba,b は正の実数とする。xx が正の範囲で定義された関数 f(x)=(ax)−bxf(x)=(ax)^{-bx} を考える。この関数の値は正なので、両辺の自然対数をとると log⁡f(x)=ア\log f(x)=\boxed{\text{ア}} となる。両辺を xx で微分することを考え、左辺の導関数を f(x),f′(x)f(x),f'(x) を用いて表すと (log⁡f(x))′=イ(\log f(x))'=\boxed{\text{イ}} であり、右辺の導関数は (ア)′=ウ(\boxed{\text{ア}})'=\boxed{\text{ウ}} である。よって、f′(x)=エf'(x)=\boxed{\text{エ}} であり、f(x)f(x) は x=オx=\boxed{\text{オ}} のとき、最大値 カ\boxed{\text{カ}} をとる。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

両辺の対数をとって対数微分し、導関数の符号で最大となるxを特定して元の式へ代入する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ア −bxlog⁡(ax),-bx\log(ax),\quad イ f′(x)f(x),\displaystyle \frac{f\prime(x)}{f(x)},\quad ウ −b{log⁡(ax)+1},-b\{\log(ax)+1\},\quad エ −b{log⁡(ax)+1}f(x),-b\{\log(ax)+1\}f(x),\quad オ 1ae,\displaystyle \frac{1}{ae},\quad カ eb/(ae)e^{b/(ae)}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

a,b>0a,b>0 であり、定義域は x>0x>0 である。したがって ax>0ax>0 かつ f(x)=(ax)−bx>0f(x)=(ax)^{-bx}>0 なので、両辺の自然対数をとることができる。 log⁡f(x)=log⁡{(ax)−bx}=−bxlog⁡(ax).\log f(x)=\log\{(ax)^{-bx}\}=-bx\log(ax). よって、アは −bxlog⁡(ax)-bx\log(ax) である。左辺を微分すると、合成関数の微分法から (log⁡f(x))′=f′(x)f(x)\displaystyle (\log f(x))'=\frac{f'(x)}{f(x)} となるので、イは f′(x)f(x)\displaystyle \dfrac{f'(x)}{f(x)} である。また、x>0x>0 だから {log⁡(ax)}′=aax=1x\displaystyle \{\log(ax)\}'=\frac{a}{ax}=\frac1x であり、積の微分法を用いると {−bxlog⁡(ax)}′=−b{log⁡(ax)+x⋅1x}=−b{log⁡(ax)+1}.\displaystyle \{-bx\log(ax)\}'=-b\{\log(ax)+x\cdot\tfrac1x\}=-b\{\log(ax)+1\}. したがって、ウは −b{log⁡(ax)+1}-b\{\log(ax)+1\} である。両辺の導関数を等しいとおき、f(x)>0f(x)>0 を用いて整理すると f′(x)f(x)=−b{log⁡(ax)+1},f′(x)=−b{log⁡(ax)+1}f(x),\displaystyle \frac{f'(x)}{f(x)}=-b\{\log(ax)+1\},\qquad f'(x)=-b\{\log(ax)+1\}f(x), ゆえにエは −b{log⁡(ax)+1}f(x)-b\{\log(ax)+1\}f(x) となる。 b>0b>0 および f(x)>0f(x)>0 より、f′(x)>0f'(x)>0 となるのは log⁡(ax)<−1\log(ax)<-1、すなわち 0<x<1/(ae)0<x<1/(ae) のときであり、f′(x)<0f'(x)<0 となるのは x>1/(ae)x>1/(ae) のときである。ここで log⁡(ax)=−1\log(ax)=-1 は ax=e−1ax=e^{-1} と同値なので、導関数の符号は x=1/(ae)x=1/(ae) の前で正、後で負に変わる。したがって、f(x)f(x) は x=1/(ae)x=1/(ae) で最大となり、オは 1/(ae)1/(ae) である。 そのとき f ⁣(1ae)=(1e)−b/(ae)=eb/(ae),\displaystyle f\!\left(\frac1{ae}\right)=\left(\frac1e\right)^{-b/(ae)}=e^{b/(ae)}, よってカは eb/(ae)e^{b/(ae)} である。この値は、得られた xx を元の式に代入して直接確かめられる。

この問題で使う考え方

  • 合成関数の微分
  • 指数・対数関数の微分
  • 積の微分

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