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新潟大学/2002年度

新潟大学 2002年 数学 第4問解答・解説

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1問題

新潟大学2002年度第4問

袋の中に赤玉4個と白玉6個が入っている。3個を同時に袋から取り出し,取り出された赤玉の個数を記録してから袋に戻す。この試行をn回くり返したとき,記録された赤玉の個数の合計が奇数である確率を pnp_n とする。このとき,次の問いに答えよ。(1) p1p_1を求めよ。(2) pn+1p_{n+1}をpnp_nで表せ。(3) pnp_nを求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) p1=815\displaystyle p_1=\frac{8}{15}. (2) pn+1=815−pn15\displaystyle p_{n+1}=\frac{8}{15}-\frac{p_n}{15}. (3) pn=12+(−1)n−12⋅15n=1−(−1/15)n2\displaystyle p_n=\frac12+\frac{(-1)^{n-1}}{2\cdot15^n}=\frac{1-(-1/15)^n}{2}.

3解答

解答を見る途中式つきの解答

1回の試行で取り出された赤玉の個数を XX とする。全体の取り出し方は (103)=120\displaystyle \binom{10}{3}=120 通りである。赤玉が奇数個となるのは1個または3個のときなので p1=P(X=1)+P(X=3)=(41)(62)+(43)(60)(103)=60+4120=815.\displaystyle \begin{aligned} p_1 &=P(X=1)+P(X=3)\\ &=\frac{\binom41\binom62+\binom43\binom60}{\binom{10}{3}} =\frac{60+4}{120} =\frac{8}{15}. \end{aligned} したがって、1回の試行で赤玉が偶数個となる確率は 1−p1=7/151-p_1=7/15 である。

玉を袋に戻してから次の試行をするので、各試行は独立である。nn 回目までの合計が奇数である確率は pnp_n、偶数である確率は 1−pn1-p_n だから、n+1n+1 回目までの合計が奇数となるのは、次のいずれかの場合である。 pn+1=(1−pn)815+pn715=815−pn15.\displaystyle \begin{aligned} p_{n+1} &=(1-p_n)\frac{8}{15}+p_n\frac{7}{15}\\ &=\frac{8}{15}-\frac{p_n}{15}. \end{aligned} これで (2) が得られる。

(3) のために qn=pn−12\displaystyle q_n=p_n-\frac12 とおくと、(2) より qn+1=pn+1−12=815−pn15−12=−115(pn−12)=−115qn.\displaystyle q_{n+1}=p_{n+1}-\frac12 =\frac{8}{15}-\frac{p_n}{15}-\frac12 =-\frac1{15}\left(p_n-\frac12\right) =-\frac1{15}q_n. また q1=p1−12=815−12=130.\displaystyle q_1=p_1-\frac12=\frac{8}{15}-\frac12=\frac1{30}. よって {qn}\{q_n\} は初項 1/301/30、公比 −1/15-1/15 の等比数列であり、 qn=130(−115)n−1=(−1)n−12⋅15n.\displaystyle q_n=\frac1{30}\left(-\frac1{15}\right)^{n-1} =\frac{(-1)^{n-1}}{2\cdot15^n}. したがって pn=12+(−1)n−12⋅15n=1−(−1/15)n2.\displaystyle p_n=\frac12+\frac{(-1)^{n-1}}{2\cdot15^n} =\frac{1-(-1/15)^n}{2}.

1回に引いた赤玉の個数が1または3の場合を数え、奇数和・偶数和で漸化式を作る。初項を使い一般項を求める。出典範囲の確認は未解決。

この問題で使う考え方

  • 組合せによる場合の数
  • 独立試行
  • 確率漸化式
  • 等比数列

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