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新潟大学/2009年度

新潟大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

新潟大学2009年度第5問

点 A(0,a)A(0,a) を中心とする円と、曲線 y=1x (x>0)\displaystyle y=\frac{1}{x}\ (x>0) は1点 B(b,1b)\displaystyle B\left(b,\frac{1}{b}\right) のみを共有する。このとき、次の問いに答えよ。

(1) aa を bb を用いて表せ。

(2) 点 AA が yy 軸上を動くとき、線分 ABAB の中点 MM の軌跡を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

中心から曲線上の点までの距離の2乗を調べて一意交点条件を最小点条件に置き換え、得た a-b 関係を中点座標へ代入する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)a=1b−b3(b>0),\displaystyle (1)\quad a=\dfrac{1}{b}-b^3\quad(b>0),
    (2)y=12x−4x3(x>0).\displaystyle (2)\quad y=\dfrac{1}{2x}-4x^3\quad(x>0).

4解答

解答を見る途中式つきの解答

曲線上の点を Cx=(x,1/x)C_x=(x,1/x)(x>0x>0)とおき、中心 A=(0,a)A=(0,a) からの距離の2乗を P(x)=ACx2=x2+(1x−a)2\displaystyle P(x)=AC_x^2=x^2+\left(\frac1x-a\right)^2 とする。円が B=(b,1/b)B=(b,1/b) を通るので、その円と曲線の交点は P(x)=P(b)P(x)=P(b) を満たす点に一致する。

まず、 P′(x)=2x−2x2(1x−a)=2(x4+ax−1)x3\displaystyle P'(x)=2x-\frac{2}{x^2}\left(\frac1x-a\right)=\frac{2(x^4+ax-1)}{x^3} である。関数 T(x)=1/x−x3T(x)=1/x-x^3 は T′(x)=−1x2−3x2<0,lim⁡x→0+T(x)=+∞,lim⁡x→∞T(x)=−∞\displaystyle T'(x)=-\frac1{x^2}-3x^2<0,\qquad \lim\limits _{x\to0+}T(x)=+\infty,\quad \lim\limits _{x\to\infty}T(x)=-\infty を満たす。したがって T(c)=aT(c)=a となる c>0c>0 がただ1つ存在する。また x4+ax−1=x(a−T(x))x^4+ax-1=x\bigl(a-T(x)\bigr) だから、P′(x)<0P'(x)<0 は 0<x<c0<x<c で、P′(x)>0P'(x)>0 は x>cx>c で成り立つ。よって PP は x=cx=c でただ1つの最小値をとる。さらに P(x)→+∞P(x)\to+\infty(x→0+x\to0+ または x→∞x\to\infty)なので、方程式 P(x)=P(b)P(x)=P(b) が正の解をただ1つだけもつのは b=cb=c のときに限る。

したがって (1) は a=T(b)=1b−b3\displaystyle a=T(b)=\dfrac1b-b^3(b>0b>0)。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 2点間の距離
  • 軌跡
  • 関数の増減
  • 商の微分法

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