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新潟大学/2017年度

新潟大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

新潟大学2017年度第4問

tは t > 1/2 を満たす実数とする。座標平面上に楕円 x^2+4y^2=1 が与えられている。点P(-1,-t)からこの楕円に引いた接線のうちでy軸と平行でない接線をℓ、その接点をQ(a,b)とする。また、x軸、y軸および接線ℓで囲まれた部分の面積をS(t)とする。このとき、次の問いに答えよ。

(1) 点Q(a,b)における接線ℓの方程式は ax+4by=1 であることを示せ。

(2) a, bを、それぞれtを用いて表せ。

(3) 面積S(t)を、tを用いて表せ。

(4) 極限 lim_{t→∞} S(t)/t を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

接点における楕円の接線を求め、外部点条件と接点条件から接点を決める。軸との切片で三角形の面積を計算し、最後に有理式の極限をとる。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)ax+4by=1,(2)a=4t2−14t2+1,b=−2t4t2+1,(3)S(t)=(4t2+1)216t(4t2−1),(4)lim⁡t→∞S(t)t=14.\displaystyle \begin{aligned} &\text{(1)}\quad ax+4by=1,\\ &\text{(2)}\quad a=\frac{4t^2-1}{4t^2+1},\qquad b=-\frac{2t}{4t^2+1},\\ &\text{(3)}\quad S(t)=\frac{(4t^2+1)^2}{16t(4t^2-1)},\\ &\text{(4)}\quad \lim\limits _{t\to\infty}\frac{S(t)}{t}=\frac14. \end{aligned}

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) Q(a,b)Q(a,b) は楕円上にあるので a2+4b2=1a^2+4b^2=1 である。また、ℓ\ell は yy 軸と平行でないため b≠0b\ne0 である。楕円を yy の関数として微分すると 2x+8ydydx=0,\displaystyle 2x+8y\frac{dy}{dx}=0, したがって QQ における接線の傾きは −a/(4b)-a/(4b) である。点 QQ を通る接線は y−b=−a4b(x−a)\displaystyle y-b=-\frac{a}{4b}(x-a) であり、これを整理すると ax+4by=a2+4b2=1.ax+4by=a^2+4b^2=1.

(2) 点 P(−1,−t)P(-1,-t) がこの接線上にあるので −a−4bt=1,a2+4b2=1.-a-4bt=1,\qquad a^2+4b^2=1. 前者から a=−1−4bta=-1-4bt として後者に代入すると 8bt+4b2(4t2+1)=0,4b{2t+b(4t2+1)}=0.8bt+4b^2(4t^2+1)=0, \qquad 4b\{2t+b(4t^2+1)\}=0. b=0b=0 の場合は a=−1a=-1 となり、接線は x=−1x=-1 で yy 軸と平行だから除く。残る解は b=−2t4t2+1,a=−1−4bt=4t2−14t2+1.\displaystyle b=-\frac{2t}{4t^2+1},\qquad a=-1-4bt=\frac{4t^2-1}{4t^2+1}. t>1/2t>1/2 より a>0, b<0a>0,\ b<0 である。

(3) 接線 ax+4by=1ax+4by=1 の xx 軸、yy 軸との交点はそれぞれ (1/a,0)(1/a,0)、(0,1/(4b))(0,1/(4b)) である。a>0, b<0a>0,\ b<0 より、この部分は直角三角形となるから S(t)=12⋅1a⋅(−14b)=−18ab=(4t2+1)216t(4t2−1).\displaystyle S(t)=\frac12\cdot\frac1a\cdot\left(-\frac1{4b}\right) =-\frac1{8ab} =\frac{(4t^2+1)^2}{16t(4t^2-1)}.

(4) S(t)t=(4t2+1)216t2(4t2−1)=(4+t−2)216(4−t−2)⟶14(t→∞).\displaystyle \frac{S(t)}{t} =\frac{(4t^2+1)^2}{16t^2(4t^2-1)} =\frac{(4+t^{-2})^2}{16(4-t^{-2})} \longrightarrow \frac14 \qquad (t\to\infty).

この問題で使う考え方

  • 楕円
  • 直線の方程式
  • 合成関数の微分
  • 曲線の接線
  • 関数の極限

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