本文へ進む
メニュー
医学部数学 過去問DB問題を探す

大阪医科薬科大学/2020年度/一般(前期)

大阪医科薬科大学 2020年 数学 第5問解答・解説

このページには広告が含まれます。

1問題

大阪医科薬科大学2020年度第5問

nn を0以上の整数として,次のようにおく。 cn(x)=∫0xtncos⁡t dt,sn(x)=∫0xtnsin⁡t dt,fn(x)=∫0xtncos⁡(x−t) dt\displaystyle c_{n}(x)=\int_{0}^{x}t^{n}\cos t\,dt,\qquad s_{n}(x)=\int_{0}^{x}t^{n}\sin t\,dt,\qquad f_{n}(x)=\int_{0}^{x}t^{n}\cos(x-t)\,dt

(1) n≧1n\geq1 のとき,cn(x),sn(x)c_{n}(x),s_{n}(x) を cn−1(x),sn−1(x)c_{n-1}(x),s_{n-1}(x) を用いて表せ。

(2) n≧2n\geq2 のとき,fn(x)f_{n}(x) を fn−2(x)f_{n-2}(x) を用いて表せ。

(3) ∫0xh(t)cos⁡(x−t) dt=x3\displaystyle \int_{0}^{x}h(t)\cos(x-t)\,dt=x^{3} を満たす多項式 h(t)h(t) があれば,その一例を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

定義積分を部分積分して隣接する指数の積分に結び付け、得たfnf_nの漸化式を使って目標多項式を構成した。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)cn(x)=xnsin⁡x−nsn−1(x),sn(x)=−xncos⁡x+ncn−1(x).(1)\quad c_n(x)=x^n\sin x-ns_{n-1}(x),\quad s_n(x)=-x^n\cos x+nc_{n-1}(x).
    (2)fn(x)=nxn−1−n(n−1)fn−2(x).(2)\quad f_n(x)=nx^{n-1}-n(n-1)f_{n-2}(x).
    (3)h(t)=t44+3t2.\displaystyle (3)\quad h(t)=\frac{t^4}{4}+3t^2.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) cn(x)c_n(x) に部分積分を用い、u=tnu=t^n, dv=cos⁡t dtdv=\cos t\,dt とすると、n≧1n\ge1 より端点の t=0t=0 の項は 00 である。したがって cn(x)=xnsin⁡x−n∫0xtn−1sin⁡t dt=xnsin⁡x−nsn−1(x).\displaystyle c_n(x)=x^n\sin x-n\int_0^x t^{n-1}\sin t\,dt=x^n\sin x-ns_{n-1}(x). 同様に sn(x)s_n(x) で u=tnu=t^n, dv=sin⁡t dtdv=\sin t\,dt とすれば sn(x)=−xncos⁡x+n∫0xtn−1cos⁡t dt=−xncos⁡x+ncn−1(x).\displaystyle s_n(x)=-x^n\cos x+n\int_0^x t^{n-1}\cos t\,dt=-x^n\cos x+nc_{n-1}(x).

(2) n≧2n\ge2 とする。まず fn(x)f_n(x) に部分積分を用いると fn(x)=n∫0xtn−1sin⁡(x−t) dt.\displaystyle f_n(x)=n\int_0^x t^{n-1}\sin(x-t)\,dt. この積分に再び部分積分を用い、d(cos⁡(x−t))/dt=sin⁡(x−t)d(\cos(x-t))/dt=\sin(x-t) に注意すると ∫0xtn−1sin⁡(x−t) dt=xn−1−(n−1)fn−2(x).\displaystyle \int_0^x t^{n-1}\sin(x-t)\,dt=x^{n-1}-(n-1)f_{n-2}(x). よって fn(x)=nxn−1−n(n−1)fn−2(x).f_n(x)=nx^{n-1}-n(n-1)f_{n-2}(x).

(3) f0(x)=sin⁡xf_0(x)=\sin x なので、(2)から f2(x)=2x−2sin⁡x,f4(x)=4x3−12f2(x)=4x3−24x+24sin⁡x.f_2(x)=2x-2\sin x,\qquad f_4(x)=4x^3-12f_2(x)=4x^3-24x+24\sin x. したがって 14f4(x)+3f2(x)=x3.\displaystyle \frac14f_4(x)+3f_2(x)=x^3. 積分の線形性により、h(t)=t44+3t2\displaystyle h(t)=\dfrac{t^4}{4}+3t^2 とすれば、求める積分は 14f4(x)+3f2(x)=x3\displaystyle \dfrac14f_4(x)+3f_2(x)=x^3 となる。

この問題で使う考え方

  • 部分積分法
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 不定積分・定積分の性質

PR

数学を1対1で教わるオンライン塾「数強塾」

数強塾は、中学生・高校生のための数学専門のオンライン個別指導塾です。プロ講師がマンツーマンで教え、大学受験の数学にも対応しています。入塾の前に、今の学習状況と目標を確かめる診断授業(体験・3,000円、税込)を受けられます。

「数強塾」オンライン数学克服塾〈プロ講師〉

東大生と1対1で学べるオンライン個別指導「トウコベ」

トウコベは、東大生を中心に難関大学の学生が講師を務める、完全マンツーマンのオンライン個別指導です。はじめに、オンラインの説明会・勉強相談(無料)をWebで予約でき、その後にお試し授業を受けられます。

トウコベ公式サイト

似た問題を、ほかの大学で

答えや解説の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてください。