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大阪大学/2007年度/前期

大阪大学 2007年 数学 第4問解答・解説

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1問題

大阪大学2007年度第4問

f(x)=x3−xf(x)=x^3-x とし、tt を実数とする。xyxy 平面において、曲線 y=f(x)y=f(x) を C1C_1 とし、直線 x=tx=t に関して C1C_1 と対称な曲線 y=f(2t−x)y=f(2t-x)を C2C_2 とする。

(1) C1C_1 と C2C_2 が3点で交わるとき、tt のとりうる値の範囲を求めよ。

(2) tt が (1) で求めた範囲を動くとき、C1C_1 と C2C_2 で囲まれた部分の面積 SS の最大値を求めよ。

(配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)−13<t<13,\displaystyle \quad -\frac{1}{\sqrt{3}}<t<\frac{1}{\sqrt{3}},\qquad (2)max⁡S=1 (t=0).\displaystyle \quad \max S=1\space{}(t=0).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) u=x−tu=x-t とおくと、x=t+u, 2t−x=t−ux=t+u,\ 2t-x=t-u である。交点では f(t+u)−f(t−u)=(t+u)3−(t+u)−{(t−u)3−(t−u)}=2u(u2+3t2−1)=0.\begin{aligned} f(t+u)-f(t-u) &=(t+u)^3-(t+u)-\{(t-u)^3-(t-u)\}\\ &=2u(u^2+3t^2-1)=0. \end{aligned} したがって u=0またはu2=1−3t2.u=0\quad\text{または}\quad u^2=1-3t^2. 交点が相異なる3点となるのは、後者が相異なる2つの実数解 u=±1−3t2u=\pm\sqrt{1-3t^2} をもつとき、すなわち 1−3t2>0であるための必要十分条件は−13<t<13.\displaystyle 1-3t^2>0\quad\text{であるための必要十分条件は}\quad -\frac{1}{\sqrt{3}}<t<\frac{1}{\sqrt{3}}.

(2) a=1−3t2 (a>0)a=\sqrt{1-3t^2}\ (a>0) とおく。2曲線の縦の差は f(t+u)−f(t−u)=2u(u2−a2).f(t+u)-f(t-u)=2u(u^2-a^2). よって −a<u<0-a<u<0 では C1C_1 が上、0<u<a0<u<a では C2C_2 が上である。2つの有界部分の面積はそれぞれ ∫−a02u(u2−a2) du=a42,∫0a−2u(u2−a2) du=a42.\displaystyle \int_{-a}^{0}2u(u^2-a^2)\,du=\frac{a^4}{2},\qquad \int_{0}^{a}-2u(u^2-a^2)\,du=\frac{a^4}{2}. したがって両部分の合計は S=a4=(1−3t2)2.S=a^4=(1-3t^2)^2. (1)の範囲では 0<1−3t2≦10<1-3t^2\leq 1 だから S≦1S\leq 1。等号は t=0t=0 で成り立つ。ゆえに最大値は 11 である。

この問題で使う考え方

  • 三次式の展開・因数分解
  • 区間ごとの符号判定
  • 定積分で面積を求める
  • 二次式の範囲評価

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