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大阪大学/2009年度/前期

大阪大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

大阪大学2009年度第5問

n=1,2,3,…n=1,2,3,\ldots に対して,y=log⁡(nx)y=\log(nx) と (x−1n)2+y2=1\displaystyle \left(x-\dfrac{1}{n}\right)^{2}+y^{2}=1 の交点のうち第1象限にある点を (pn,qn)(p_{n},q_{n}) とする。

(1) 不等式 1−qn2≦(e−1)2n2\displaystyle 1-q_{n}^{2}\leq\dfrac{(e-1)^{2}}{n^{2}} を示すことにより,lim⁡n→∞qn=1\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}q_{n}=1 を証明せよ。ただし,ee は自然対数の底である。

(2) Sn=∫1npnlog⁡(nx) dx\displaystyle S_{n}=\displaystyle\int_{\frac{1}{n}}^{p_{n}}\log(nx)\,dx を pnp_{n} で表せ。

(3) lim⁡n→∞nSn\displaystyle \lim\limits _{n\to\infty}nS_{n} を求めよ。  (配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

交点条件から (pn−1/n)2+qn2=1(p_n-1/n)^2+q_n^2=1。また qn=log⁡(npn)>0q_n=\log(np_n)>0 なので npn=eqn>1np_n=e^{q_n}>1。よって pn>1/np_n>1/n、0<qn<10<q_n<1 となり、 1−qn2=(pn−1/n)2=(eqn−1n)2<(e−1)2n2.\displaystyle 1-q_n^2=(p_n-1/n)^2=\left(\frac{e^{q_n}-1}{n}\right)^2<\frac{(e-1)^2}{n^2}. したがって 0≦1−qn≦(e−1)2/n20\le1-q_n\le(e-1)^2/n^2 から qn→1q_n\to1。

原始関数 xlog⁡(nx)−xx\log(nx)-x により Sn=pn(log⁡(npn)−1)+1/nS_n=p_n(\log(np_n)-1)+1/n。さらに npn=eqnnp_n=e^{q_n} より nSn=eqn(qn−1)+1→1nS_n=e^{q_n}(q_n-1)+1\to1。

**答え**:(1) 指定不等式と qn→1q_n\to1。(2) Sn=pn(log⁡(npn)−1)+1/nS_n=p_n(\log(np_n)-1)+1/n。(3) 11。

この問題で使う考え方

  • 円の方程式
  • 指数対数の関係
  • はさみうち
  • 原始関数による定積分
  • 数列の極限

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