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大阪大学/2010年度/前期

大阪大学 2010年 数学 第1問解答・解説

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1問題

大阪大学2010年度第1問

関数 f(x)=2log⁡(1+ex)−x−log⁡2f(x)=2\log(1+e^x)-x-\log 2 を考える。ただし,対数は自然対数であり,ee は自然対数の底とする。

(1) f(x)f(x) の第2次導関数を f′′(x)f''(x) とする。等式 log⁡f′′(x)=−f(x)\log f''(x)=-f(x) が成り立つことを示せ。

(2) 定積分 ∫0log⁡2(x−log⁡2)e−f(x) dx\displaystyle \int_{0}^{\log 2}(x-\log 2)e^{-f(x)}\,dx を求めよ。

(配点率20%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)
    log⁡f′′(x)=−f(x)\log f^{\prime\prime}(x)=-f(x)
  • (2)
    log⁡89\displaystyle \log\frac89

3解答

解答を見る途中式つきの解答

原文・対象確認

PDF p.5(印刷p.3)の大問1を原画像で確認した。自然対数として f(x)=2log⁡(1+ex)−x−log⁡2f(x)=2\log(1+e^x)-x-\log2 と定義し、(1) log⁡f′′(x)=−f(x)\log f''(x)=-f(x) の証明、(2) ∫0log⁡2(x−log⁡2)e−f(x)dx\displaystyle \int_0^{\log2}(x-\log2)e^{-f(x)}dx の計算を求める問題で、OCRと一致する。

数学・範囲の点検

(1) f′(x)=2ex1+ex−1=ex−1ex+1\displaystyle f'(x)=\frac{2e^x}{1+e^x}-1=\frac{e^x-1}{e^x+1}、f′′(x)=2ex(1+ex)2>0\displaystyle f''(x)=\frac{2e^x}{(1+e^x)^2}>0。正値性により log⁡f′′\log f'' が定義され、log⁡f′′=log⁡2+x−2log⁡(1+ex)=−f(x)\log f''=\log2+x-2\log(1+e^x)=-f(x)。

(2) したがって e−f(x)=f′′(x)e^{-f(x)}=f''(x)。a=log⁡2a=\log2 とおくと、部分積分から I=[(x−a)f′(x)]0a−[f(x)]0aI=[(x-a)f'(x)]_0^a-[f(x)]_0^a。上端は x−a=0x-a=0、下端は f′(0)=0f'(0)=0 なので境界項は0。よって I=f(0)−f(a)I=f(0)-f(a)。f(0)=log⁡2f(0)=\log2、f(a)=2log⁡3−2log⁡2f(a)=2\log3-2\log2 から I=3log⁡2−2log⁡3=log⁡(8/9)I=3\log2-2\log3=\log(8/9)。採用解説の計算と一致する。

指数・対数関数の微分と部分積分だけを使う高校範囲の解法である。

採用する解説

この問題で使う考え方

  • 指数・対数関数の微分
  • 部分積分
  • 端点代入

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