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大阪大学/2014年度/前期

大阪大学 2014年 数学 第1問解答・解説

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1問題

大阪大学2014年度第1問

実数 a,b,c,d,ea,b,c,d,e に対して,座標平面上の点 A(a,b)A(a,b),B(c,d)B(c,d),C(e,0)C(e,0) をとる。ただし点 AA と点 BB はどちらも原点 O(0,0)O(0,0) とは異なる点とする。このとき,実数 s,ts,t で sOA→+tOB→=OC→s\overrightarrow{\mathrm{OA}}+t\overrightarrow{\mathrm{OB}}=\overrightarrow{\mathrm{OC}} を満たすものが存在するための,a,b,c,d,ea,b,c,d,e についての必要十分条件を求めよ。  (配点率 20%20\%)

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

解答 ad−bc≠0またはe=0またはb=d=0\boxed{ad-bc\ne0\quad\text{または}\quad e=0\quad\text{または}\quad b=d=0} が必要十分条件である(ただし、問題文のとおり A,B≠OA,B\ne O とする)。

成分で表すと、求める実数 s,ts,t の条件は as+ct=e,bs+dt=0as+ct=e,\qquad bs+dt=0 である。Δ=ad−bc\Delta=ad-bc とおく。

まず Δ≠0\Delta\ne0 のとき、上の二式から s=edΔ,t=−ebΔ\displaystyle s=\frac{ed}{\Delta},\qquad t=-\frac{eb}{\Delta} と定めれば両式を満たす。したがって、この場合は常に解が存在する。

次に Δ=0\Delta=0 とする。A≠OA\ne O なので、a≠0a\ne0 なら d=bc/ad=bc/a より B=(c,bca)=caA.\displaystyle B=\left(c,\frac{bc}{a}\right)=\frac ca A. また a=0a=0 なら b≠0b\ne0 であり、Δ=−bc=0\Delta=-bc=0 から c=0c=0 だから B=(0,d)=dbA.\displaystyle B=(0,d)=\frac db A. いずれも B≠OB\ne O より比例定数は 00 でない。よって B=kAB=kA(k≠0k\ne0)と書け、左辺は (s+kt)A(s+kt)A となる。

e=0e=0 なら s=t=0s=t=0 でよい。e≠0e\ne0 の場合、(s+kt)A=(e,0)(s+kt)A=(e,0) となるには s+kt≠0s+kt\ne0 であり、したがって AA の第2成分は b=0b=0 でなければならない。B=kAB=kA から d=0d=0 も従う。

逆に b=d=0b=d=0 なら、A≠OA\ne O より a≠0a\ne0 なので s=e/a, t=0s=e/a,\ t=0 とできる。また e=0e=0 の場合は常に s=t=0s=t=0 とできる。以上から必要十分条件は ad−bc≠0またはe=0またはb=d=0ad-bc\ne0\quad\text{または}\quad e=0\quad\text{または}\quad b=d=0 である。

この問題で使う考え方

  • ベクトルの成分表示
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • 命題と必要十分条件

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