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信州大学/2009年度

信州大学 2009年 数学 第3問解答・解説

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1問題

信州大学2009年度第3問

a を定数とする。方程式 |x^3 - 3x^2 + 2| - a(x + 1) - 2 = 0 の異なる実数解の個数を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • N(a)={1(a=−9),2(a<−1, a≠−9),3(a=−1),4(−1<a<−4+23),5(a=−4+23),6(−4+23<a<0),4(a=0),2(a>0).N(a)=\begin{cases}1&(a=-9),\\2&(a<-1,\space{}a\ne-9),\\3&(a=-1),\\4&(-1<a<-4+2\sqrt3),\\5&(a=-4+2\sqrt3),\\6&(-4+2\sqrt3<a<0),\\4&(a=0),\\2&(a>0).\end{cases}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

f(x)=x^3-3x^2+2=(x-1)(x^2-2x-2)=(x-1)(x-(1-3\sqrt3))(x-(1+3\sqrt3)) とおく。零点を r_-=1-3\sqrt3, 1, r_+=1+3\sqrt3 とすると、f<0 は x<r−x<r_- または 1<x<r+1<x<r_+、f≧\ge0 は r−≦x≦1r_-\le x\le1 または x≧r+x\ge r_+ である。x=-1 では |f(-1)|=2 なので、a の値によらず必ず解となる。

f<0 の区間では |f|-2=-f-2=-(x+1)(x-2)^2 だから、元の左辺は -(x+1)((x-2)^2+a) と因数分解できる。x≠\ne-1 の解は a=-(x-2)^2 を満たす。t=−a\sqrt{-a} とおくと、1<x<r+1<x<r_+ の範囲では x=2±\pm t を数え、0<t<3\sqrt3-1 で2個、t=0 または 3\sqrt3-1≦\le t<1 で1個、それ以外で0個となる。x<r−x<r_- の範囲では x=2-t が入るのは t>1+3\sqrt3 の場合である。ただし t=3(a=-9)ではこの根が x=-1 と重なる。境界 x=r_-,1,r_+ は f≧\ge0 側で数える。

f≧\ge0 では f-2=x^2(x-3) なので、x≠\ne-1 について a=q(x)=x^2(x-3)/(x+1) である。q'(x)=2x(x^2-3)/(x+1)^2。r−≦x≦1r_-\le x\le1 の範囲では q は r−≦x≦0r_-\le x\le0 で増加し、0≦x≦10\le x\le1 で減少する。また q(r_-)=-4-23\sqrt3, q(0)=0, q(1)=-1 なので、この区間での解数は −4−23≦a<−1-4-2\sqrt3\le a<-1 なら1個、−1≦a<0-1\le a<0 なら2個、a=0 なら1個、それ以外は0個である。x≧r+x\ge r_+ の範囲では q は増加し、q(r_+)=-4+23\sqrt3 から無限大へ動くため、a≧\ge-4+23\sqrt3 で1個、それ以外で0個である。

以上の個数に常に存在する x=-1 を加える。負の符号区間で得た根と正の符号区間の根は境界を片側だけに割り当てたため重複せず、a=-9 だけは外側の追加根も x=-1 と一致する。各範囲を合わせると、記載の N(a) を得る。

この問題で使う考え方

  • 高次方程式
  • 導関数と増減
  • 分数関数の性質

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