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信州大学/2009年度

信州大学 2009年 数学 第5問解答・解説

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1問題

信州大学2009年度第5問

次の問いに答えよ。

(1) tan 75° の値を求めよ。

(2) 不定積分 ∫ (x^2 log x + x e^x) dx を求めよ。

(3) 行列 A = [[3, 1], [1, 3]] と自然数 n に対して A^n = [[a_n, b_n], [c_n, d_n]] とおく。このとき, a_n + b_n および a_n, b_n, c_n, d_n を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)tan⁡75∘=2+3\tan 75^\circ=2+\sqrt{3}。 (2)∫(x2log⁡x+xex) dx=x33log⁡x−x39+(x−1)ex+C\displaystyle \int(x^2\log x+xe^x)\,dx=\frac{x^3}{3}\log x-\frac{x^3}{9}+(x-1)e^x+C(x>0)。 (3)an+bn=4n,an=dn=4n+2n2,bn=cn=4n−2n2\displaystyle a_n+b_n=4^n,\quad a_n=d_n=\frac{4^n+2^n}{2},\quad b_n=c_n=\frac{4^n-2^n}{2}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1)加法定理から tan⁡75∘=tan⁡(45∘+30∘)=1+1/31−1/3=2+3.\displaystyle \tan75^\circ=\tan(45^\circ+30^\circ)=\frac{1+1/\sqrt3}{1-1/\sqrt3}=2+\sqrt3.

(2)x>0x>0。部分積分で ∫x2log⁡x dx=x33log⁡x−x39,∫xex dx=(x−1)ex.\displaystyle \int x^2\log x\,dx=\frac{x^3}{3}\log x-\frac{x^3}{9},\qquad \int xe^x\,dx=(x-1)e^x. これらを足し、微分すれば被積分関数に戻る。

(3)A0=IA^0=I とし、対称な形 An=(anbnbnan)A^n=\begin{pmatrix}a_n&b_n\\b_n&a_n\end{pmatrix} が保たれることを積 AAnA A^n で確かめる。un=an+bnu_n=a_n+b_n、vn=an−bnv_n=a_n-b_n とおけば、行列積から un+1=4unu_{n+1}=4u_n、vn+1=2vnv_{n+1}=2v_n、初期値は1,1。従って un=4n,vn=2nu_n=4^n,v_n=2^n、これを和差に戻せば an=dn=4n+2n2,bn=cn=4n−2n2,an+bn=4n.\displaystyle a_n=d_n=\frac{4^n+2^n}{2},\qquad b_n=c_n=\frac{4^n-2^n}{2},\qquad a_n+b_n=4^n.

この問題で使う考え方

  • 加法定理
  • 部分積分
  • 行列成分の漸化式

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