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東北大学/2017年度

東北大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

東北大学2017年度第4問

s を正の実数とする。鋭角三角形 ABC において,辺 AB を s : 1 に内分する点を D とし,辺 BC を s : 3 に内分する点を E とする。線分 CD と線分 AE の交点を F とする。以下の問いに答えよ。

(1) AF→=αAB→+βAC→\overrightarrow{AF} = \alpha\overrightarrow{AB} + \beta\overrightarrow{AC} とするとき, α\alpha と β\beta を求めよ。

(2) F から辺 AC に下ろした垂線を FG とする。FG の長さが最大となるときの s を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

内分点を位置ベクトルで表し、交点Fの係数を求める。垂線の長さを係数αの定数倍とし、微分で最大化する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)α=3ss2+3s+3,β=s2s2+3s+3.\displaystyle (1)\quad \alpha=\frac{3s}{s^2+3s+3},\quad \beta=\frac{s^2}{s^2+3s+3}.
    (2)s=3.(2)\quad s=\sqrt3.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) AB→=b, AC→=c とおく。内分比より AD→=ss+1b,AE→=3b+scs+3. FはAE上にあるので AF→=t(3b+sc) とおける。一方、FはCD上にもあるから、ある u に対して AF→=uss+1b+(1−u)c. 係数を比べると 3t=uss+1, st=1−u. よって 3t=ss+1(1−st), したがって t=ss2+3s+3. ゆえに α=3t=3ss2+3s+3,β=st=s2s2+3s+3.(2) h=∣AB∣sin⁡∠BAC とおくと、h はBから直線ACまでの距離で一定である。AF→=αAB→+βAC→ において、AC→ の項はACに平行だから、FG=αh. したがって FG は α(s)=3ss2+3s+3 が最大のとき最大となる。α′(s)=3(s2+3s+3)−3s(2s+3)(s2+3s+3)2=3(3−s2)(s2+3s+3)2. 分母は正であるから、0<s<3 で増加し、s>3 で減少する。よって最大となるのは s=3.\displaystyle \text{(1) }\overrightarrow{AB}=\mathbf b,\ \overrightarrow{AC}=\mathbf c\text{ とおく。内分比より }\overrightarrow{AD}=\frac{s}{s+1}\mathbf b,\quad \overrightarrow{AE}=\frac{3\mathbf b+s\mathbf c}{s+3}.\text{ FはAE上にあるので }\overrightarrow{AF}=t(3\mathbf b+s\mathbf c)\text{ とおける。一方、FはCD上にもあるから、ある }u\text{ に対して }\overrightarrow{AF}=u\frac{s}{s+1}\mathbf b+(1-u)\mathbf c.\text{ 係数を比べると }3t=\frac{us}{s+1},\ st=1-u.\text{ よって }3t=\frac{s}{s+1}(1-st),\text{ したがって }t=\frac{s}{s^2+3s+3}.\text{ ゆえに }\alpha=3t=\frac{3s}{s^2+3s+3},\quad \beta=st=\frac{s^2}{s^2+3s+3}.\\[4pt] \text{(2) }h=|AB|\sin\angle BAC\text{ とおくと、}h\text{ はBから直線ACまでの距離で一定である。}\overrightarrow{AF}=\alpha\overrightarrow{AB}+\beta\overrightarrow{AC}\text{ において、}\overrightarrow{AC}\text{ の項はACに平行だから、}FG=\alpha h.\text{ したがって }FG\text{ は }\alpha(s)=\frac{3s}{s^2+3s+3}\text{ が最大のとき最大となる。} \quad \alpha'(s)=\frac{3(s^2+3s+3)-3s(2s+3)}{(s^2+3s+3)^2}=\frac{3(3-s^2)}{(s^2+3s+3)^2}.\text{ 分母は正であるから、}0<s<\sqrt3\text{ で増加し、}s>\sqrt3\text{ で減少する。よって最大となるのは }s=\sqrt3.

この問題で使う考え方

  • 位置ベクトル
  • ベクトルの和・差・実数倍
  • ベクトルによる図形の考察
  • 多項式の導関数
  • 導関数と増減
  • 商の微分

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