赤玉をk個取り出した時点では,袋には赤玉が5−k個,白玉が5+k個ある。したがって,その次に白玉を取り出す確率は105+k,赤玉を取り出す確率は105−kである。
(1) n回までに赤玉を2個取り出している場合,次に白玉を取り出せば赤玉の個数は2個のままであり,その確率は107である。また,n回までに赤玉を1個取り出している場合,次に赤玉を取り出す確率は104である。この二つの場合は排反であるから, p(n+1,2)=107p(n,2)+104p(n,1).
(2) 赤玉をまだ取り出していない確率は,各回で白玉を引く確率が1/2であることから,p(n,0)=(21)nである。よって, p(n+1,1)=53p(n,1)+21p(n,0)=53p(n,1)+21(21)n,p(0,1)=0. これを順にたどると p(n,1)=j=0∑n−1(53)n−1−j(21)j+1=213/5−1/2(3/5)n−(1/2)n=5{(53)n−(21)n}.
(3) (1)の漸化式に(2)の結果を代入し,初期値p(0,2)=0を用いて繰り返すと, p(n,2)=52j=0∑n−1(107)n−1−jp(j,1)=2j=0∑n−1(107)n−1−j{(53)j−(21)j}. ここで等比数列の和より, j=0∑n−1an−1−jbj=a−ban−bn(a=b) であるから, p(n,2)=2[10{(107)n−(53)n}−5{(107)n−(21)n}]=10{(107)n−2(53)n+(21)n}.