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東京大学/2000年度

東京大学 2000年 数学 第1問解答・解説

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1問題

東京大学2000年度第1問

AB=AC,BC=2の直角二等辺三角形ABCの各辺に接し,ひとつの軸が辺BCに平行な楕円の面積の最大値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • π33\displaystyle \frac{\pi}{3\sqrt{3}}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

AB=ACの直角二等辺三角形なので、直角はAにあり、AB=AC=2\sqrt{2}である。BCの中点を原点、BCをx軸にとると、A(0,1), B(-1,0), C(1,0)となる。 楕円の中心を(h,k)、BCに平行な半径をr、垂直な半径をs (r,s>0) とする。その点は x=h+rcos⁡θ,y=k+ssin⁡θx=h+r\cos\theta,\quad y=k+s\sin\theta と表せる。BCに接して三角形内にあるため k-s=0、すなわち k=s。三角形の他の辺は y-x=1, y+x=1 であり、楕円がそれぞれに内接する条件は、楕円上の y-x および y+x の最大値が1となることである。三角関数の合成により、これらの最大値は k−h+r2+s2k-h+\sqrt{r^2+s^2} と k+h+r2+s2k+h+\sqrt{r^2+s^2} である。したがって h=0,s+r2+s2=1h=0,\quad s+\sqrt{r^2+s^2}=1。よって r^2=1-2s で、0<s<1/2。 面積をTとすると T=πrsT=\pi rs だから、T2π2=s2(1−2s)\displaystyle \frac{T^2}{\pi^2}=s^2(1-2s)。ここで 127−s2(1−2s)=(s−13)2(2s+13)≧0\displaystyle \frac1{27}-s^2(1-2s)=\left(s-\frac13\right)^2\left(2s+\frac13\right)\ge0 なので T≦π33\displaystyle T\le\frac{\pi}{3\sqrt3}。等号は s=1/3, r=1/3\sqrt3 のとき成立する。このとき k=s=1/3, h=0 で、BCへの接触は k-s=0、他の2辺への接触は s+r2+s2\sqrt{r^2+s^2}=1 により満たされる。ゆえにこの値は実現され、最大値である。

等号の楕円では、辺AB, ACへの接点はそれぞれ(−12,12)\displaystyle \left(-\frac12,\frac12\right), (12,12)\displaystyle \left(\frac12,\frac12\right)、辺BCへの接点は(0,0)である。したがって接点はすべて各辺の線分上にあり、この上限は実際に達成される。

この問題で使う考え方

  • 二次方程式の判別式
  • 等式・不等式の証明
  • 直線の方程式
  • 楕円

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