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筑波大学/2005年度

筑波大学 2005年 数学 第2問解答・解説

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1問題

筑波大学2005年度第2問

曲線 C:y=sin⁡x(0<x<π2)\displaystyle C: y = \sin x \left(0 < x < \frac{\pi}{2}\right) を考える。C 上の点 P における C の法線を l とする。

(1) 法線 l が点 Q(0, 1) を通るような点 P がただ一つ存在することを示せ。

(2) (1) の条件を満たす点 P に対し, 直線 l, 曲線 C, 直線 y = 1 で囲まれる部分の面積を S1S_{1} とし, 直線 l, 曲線 C, x 軸で囲まれる部分の面積を S2S_{2} とする。 S1S_{1} と S2S_{2} の大小を比較せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) P=(t,sin⁡t)P=(t,\sin t)、0<t<π/20<t<\pi/2 とする。法線が Q(0,1)Q(0,1) を通る条件は g(t)=cos⁡t(1−sin⁡t)−t=0g(t)=\cos t(1-\sin t)-t=0。 g′(t)=−sin⁡t(1−sin⁡t)−cos⁡2t−1<0g'(t)=-\sin t(1-\sin t)-\cos^2t-1<0 であり、g(0)=1,g(π/2)=−π/2g(0)=1,g(\pi/2)=-\pi/2。中間値の定理から解が存在し、gはこの範囲で減少して異なるtで同じ値をとらないので、解はただ1つ。 (2) q=cos⁡tq=\cos t とおくと法線は l(x)=1−x/ql(x)=1-x/q で、t=q(1−sin⁡t)t=q(1-\sin t)。したがって 0<t<q0<t<q、法線のxx切片はqq。 S1S_1の上端はy=1y=1、下端は0≦x≦t0\le x\le tでl(x)l(x)、t≦x≦π/2t\le x\le\pi/2でsin⁡x\sin x。従って S1=∫0txqdx+∫tπ/2(1−sin⁡x)dx=t22q+π2−t−q.\displaystyle S_1=\int_0^t\frac{x}{q}dx+\int_t^{\pi/2}(1-\sin x)dx=\frac{t^2}{2q}+\frac\pi2-t-q. S2S_2の下端はxx軸、上端は0≦x≦t0\le x\le tでsin⁡x\sin x、t≦x≦qt\le x\le qでl(x)l(x)。従って S2=∫0tsin⁡x dx+∫tq(1−x/q)dx=1−q2−t+t22q.\displaystyle S_2=\int_0^t\sin x\,dx+\int_t^q(1-x/q)dx=1-\frac q2-t+\frac{t^2}{2q}. よって S1−S2=π2−1−q2>π2−32>0\displaystyle S_1-S_2=\frac\pi2-1-\frac q2>\frac\pi2-\frac32>0 (0<q<1,π>30<q<1,\pi>3)。結論は S1>S2\boxed{S_1>S_2}。

この問題で使う考え方

  • 三角関数の相互関係
  • 三角関数の微分
  • 積の微分
  • 不定積分・定積分の性質
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積

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