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筑波大学/2005年度

筑波大学 2005年 数学 第5問解答・解説

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1問題

筑波大学2005年度第5問

実数 a に対して, 曲線 CaC_{a} を方程式

(x−a)2+ay2=a2+3a+1(x - a) ^ {2} + a y ^ {2} = a ^ {2} + 3 a + 1

によって定める。

(1) CaC_{a} は a の値と無関係に 4 つの定点を通ることを示し, その 4 定点の座標を求めよ。

(2) a が正の実数全体を動くとき, CaC_{a} が通過する範囲を図示せよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) 4定点は (1,5),(1,−5),(−1,1),(−1,−1)(1,\sqrt5), (1,-\sqrt5), (-1,1), (-1,-1)。 (2) 通過範囲は (x2−1)(y2−2x−3)<0(x^2-1)(y^2-2x-3)<0 を満たす点と4定点の和集合。図では y2=2x+3y^2=2x+3 の右開き放物線の境界のうち指定された3領域を塗り、境界は4定点以外除く。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) 方程式を展開すると x2−1+a(y2−2x−3)=0x^2-1+a(y^2-2x-3)=0 となる。A=x2−1, B=y2−2x−3A=x^2-1,\ B=y^2-2x-3 とおけば、点 (x,y)(x,y) が aa の値によらずすべての CaC_a 上にあるための条件は A+aB=0A+aB=0 がすべての実数 aa について成り立つことである。したがって A=B=0A=B=0 である。まず x2−1=0x^2-1=0 より x=1x=1 または x=−1x=-1。 x=1よりy2−5=0よりy=±5,x=−1よりy2−1=0よりy=±1.x=1\quad\text{より}\quad y^2-5=0\quad\text{より}\quad y=\pm\sqrt5,\qquad x=-1\quad\text{より}\quad y^2-1=0\quad\text{より}\quad y=\pm1. よって定点は (1,±5), (−1,±1)(1,\pm\sqrt5),\,(-1,\pm1) の4点である。

(2) (x,y)(x,y) が正の実数 aa に対するいずれかの CaC_a 上にある条件は A+aB=0を満たす a>0 が存在することA+aB=0\quad\text{を満たす }a>0\text{ が存在すること} である。A,B≠0A,B\ne0 の場合は a=−A/Ba=-A/B だから、これは AA と BB が異符号、すなわち AB<0AB<0 と同値である。A=0A=0 または B=0B=0 の場合には方程式が成り立つために A=B=0A=B=0 が必要十分であり、これは (1) の4定点である。したがって通過範囲は (x2−1)(y2−2x−3)<0(x^2-1)(y^2-2x-3)<0 の領域と4定点の和集合である。

境界曲線 y2=2x+3y^2=2x+3、すなわち x=(y2−3)/2x=(y^2-3)/2 は頂点 (−3/2,0)(-3/2,0) をもち右に開く放物線である。x<−1x<-1 または x>1x>1 では x2−1>0x^2-1>0 なので y2<2x+3y^2<2x+3 が必要となる。これより該当範囲は −3/2<x<−1-3/2<x<-1 および x>1x>1 における放物線の上下の枝の間である。一方、−1<x<1-1<x<1 では x2−1<0x^2-1<0 なので y2>2x+3y^2>2x+3 が必要となり、放物線の上下の枝の外側を塗る。等号境界は、(1) の4定点を除いて通過範囲に含まれない。

図では青い領域が (x2−1)(y2−2x−3)<0(x^2-1)(y^2-2x-3)<0 を満たす部分である。破線 y2=2x+3y^2=2x+3 と点線 x=±1x=\pm1 は境界を表し、境界は赤い4定点以外は含まない。

上に「a>0のときC_aが通過する範囲」とある座標平面に、頂点(−3/2, 0)で右に開く破線の放物線y²=2x+3と、点線の直線x=−1、x=1が描かれている。水色の塗りは、x<−1とx>1では放物線の内側、−1<x<1では放物線の外側(上下)にある。放物線と直線の交点(−1, 1)、(−1, −1)、(1, √5)、(1, −√5)に赤い点があり、座標が線と重ならない白地に記されている。下に「塗った部分:(x²−1)(y²−2x−3)<0」「境界(破線・点線)は赤い4定点を除き含まない」と書かれている。

(1) 4定点は (1,5)(1,\sqrt5)、(1,−5)(1,-\sqrt5)、(−1,1)(-1,1)、(−1,−1)(-1,-1)。(2) 通過範囲は (x2−1)(y2−2x−3)<0(x^2-1)(y^2-2x-3)<0を満たす点と4定点の和集合。図では y2=2x+3y^2=2x+3の右開き放物線の境界のうち指定された3領域を塗り、境界は4定点以外除く。図示要求に対応する図を追加し、境界の扱いと軌跡の進行方向を表示した。

この問題で使う考え方

  • パラメータによる係数比較
  • 符号判定
  • 領域の不等式表示

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