筑波大学/2025年度
筑波大学 2025年 数学 第1問解答・解説
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1問題
実数の組 に関する以下の条件 (A) を考える。
(A) 初項 , 公比 の等比数列 は, すべての正の整数 について を満たす。ただし, いずれの正の整数 に対しても, および は ( は整数) の形でない。
(1) 組 が条件 (A) を満たすとき, および が成り立つことを示せ。
(2) 組 が条件(A)を満たし, かつ が無理数であるとき, r = 3 であることを示せ。
(3) 組 が条件(A)を満たすとき,r は整数であることを示せ。
(4) を満たす r で, 組 が条件 (A) を満たすものをすべて求めよ。
まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。
2考え方
考え方を見る解き方の方針だけを確かめる
正接の周期性で条件を整数条件に置き換え、無理数性・既約分数の分母を用いてrを絞り、最後に正接の未定義点も含め候補を確認する。
3答え
答えを見る自分の答えと照らし合わせる
- (1) (2) (3) (4)
数式が横に長い場合は、左右にスクロールして確認できます。
4解答
解答を見る途中式つきの解答
条件 (A) では各項とその 倍で正接が定義されている。実数 について(正接が定義されているとき) ならば である。したがって、 とおくと、条件 (A) は を含意する。
(1) 条件 (A) の における正接の等式をそのまま用いれば を得る。
(2) とおく。仮定より は無理数であり、特に 。() の から となる。 ならば より 。 と仮定すると であり、しかも 。よって となって仮定に反する。したがって 。
(3) ここでは なので、() は を与える。 ならば である。 ならば により だから は有理数である。既約分数 ()をとると、全ての について である。従って が全ての で成り立つ。 なので は不可能であり、、すなわち 。
(4) (3) より は整数であり、() の より 。従って で、範囲 の候補は だけである。これらについて はそれぞれ または となり、常に の整数倍である。また とすると 、。前者が ()なら 、後者がそうなら となるが、いずれも偶数と奇数が等しいことになり不可能。よって正接は全て定義され、候補 はともに条件 (A) を満たす。
この問題で使う考え方
- 三角関数の相互関係
- 三角関数の周期・グラフ
- 等比数列の一般項と和
- 実数と無理数
- 対偶・背理法による証明
- 約数・倍数
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