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筑波大学/2025年度

筑波大学 2025年 数学 第3問解答・解説

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1問題

筑波大学2025年度第3問

座標平面において円 (x−1)2+(y−1)2=1(x-1)^{2}+(y-1)^{2}=1 をCとする。aを1より大きい実数とし,2点A(2a,0),B(-a,0)をとる。点Aを通る円Cの2本の接線のうち傾きが小さい方を ℓ1\ell_{1} とし,点Bを通る円Cの2本の接線のうち傾きが大きい方を ℓ2\ell_{2} とする。 ℓ1\ell_{1} と ℓ2\ell_{2} の交点をDとする。

(1) 直線 ℓ1\ell_{1} の方程式を a を用いて表せ。

(2) 点 D から x 軸へ下ろした垂線と x 軸の交点を H とする。△BDH と△ADH の面積の比が 5 : 4 であるとき, a の値を求めよ。

(3) a が (2) で求めた値であるとき, ∠ADB=π2\displaystyle \angle ADB = \frac{\pi}{2} であることを示せ。また, △ABD\triangle ABD の外接円の中心と半径を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) ℓ1:y=−2a−12a(a−1)(x−2a)\displaystyle ℓ_1: y=-\frac{2a-1}{2a(a-1)}(x-2a)。 (2) a=1+52\displaystyle a=\frac{1+\sqrt5}{2}。 (3) ∠ADB=π2\displaystyle \angle ADB=\frac\pi2、外接円の中心 (1+54,0)\displaystyle (\frac{1+\sqrt5}{4},0)、半径 3(1+5)4\displaystyle \frac{3(1+\sqrt5)}4。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

円 CC の中心は (1,1)(1,1)、半径は 11 である。点 U=(u,0)U=(u,0) を通る傾き mm の直線を y=m(x−u)y=m(x-u) とする。この直線が CC に接する条件は、中心から直線までの距離が 11 となることだから ∣m(1−u)−1∣m2+1=1.\displaystyle \frac{|m(1-u)-1|}{\sqrt{m^2+1}}=1. 両辺を2乗して整理すると m(m((1−u)2−1)−2(1−u))=0,m\left(m\bigl((1-u)^2-1\bigr)-2(1-u)\right)=0, よって接線の傾きは 00 または 2(1−u)(1−u)2−1\displaystyle \dfrac{2(1-u)}{(1-u)^2-1} である。

(1) u=2au=2a とする。もう一方の傾きは 2(1−2a)(1−2a)2−1=−2a−12a(a−1)<0\displaystyle \frac{2(1-2a)}{(1-2a)^2-1}=-\frac{2a-1}{2a(a-1)}<0 である。したがってこれが小さい方の傾きであり、 ℓ1:y=−2a−12a(a−1)(x−2a).\displaystyle \ell_1:\quad y=-\frac{2a-1}{2a(a-1)}(x-2a).

(2) u=−au=-a とすると、点 BB を通るもう一方の接線の傾きは 2(a+1)(a+1)2−1=2(a+1)a(a+2)>0\displaystyle \frac{2(a+1)}{(a+1)^2-1}=\frac{2(a+1)}{a(a+2)}>0 だから、これが大きい方である。よって ℓ2:y=2(a+1)a(a+2)(x+a).\displaystyle \ell_2:\quad y=\frac{2(a+1)}{a(a+2)}(x+a). ここで ℓ1\ell_1 は右下がり、ℓ2\ell_2 は右上がりである。x=−ax=-a では ℓ2\ell_2 は xx 軸上で ℓ1\ell_1 はその上にあり、x=2ax=2a では ℓ1\ell_1 は xx 軸上で ℓ2\ell_2 はその上にある。したがって交点 D=(xD,yD)D=(x_D,y_D) は −a<xD<2a-a<x_D<2a にあり、yD>0y_D>0。垂足 H=(xD,0)H=(x_D,0) は線分 ABAB 上にあり、2つの三角形の高さは共通なので [BDH][ADH]=xD+a2a−xD=54.\displaystyle \frac{[BDH]}{[ADH]}=\frac{x_D+a}{2a-x_D}=\frac54. これを解いて xD=2a3\displaystyle x_D=\dfrac{2a}{3}。このとき2直線の高さを等しくすると 2(2a−1)3(a−1)=10(a+1)3(a+2),\displaystyle \frac{2(2a-1)}{3(a-1)}=\frac{10(a+1)}{3(a+2)}, よって (2a−1)(a+2)=5(a+1)(a−1),a2−a−1=0.(2a-1)(a+2)=5(a+1)(a-1),\qquad a^2-a-1=0. a>1a>1 だから a=1+52.\displaystyle a=\frac{1+\sqrt5}{2}.

(3) この aa は a2−a−1=0a^2-a-1=0 を満たすので、a2=a+1a^2=a+1 および (a−1)(a+2)=2a−1(a-1)(a+2)=2a-1 である。2つの接線の傾きの積は (−2a−12a(a−1))(2(a+1)a(a+2))=−a+1a2=−1.\displaystyle \left(-\frac{2a-1}{2a(a-1)}\right)\left(\frac{2(a+1)}{a(a+2)}\right) =-\frac{a+1}{a^2}=-1. したがって ADAD と BDBD は垂直で、∠ADB=π2\displaystyle \angle ADB=\dfrac{\pi}{2}。直角三角形 ABDABD の外接円の中心は斜辺 ABAB の中点、半径は AB/2AB/2 である。AB=3aAB=3a より、中心と半径はそれぞれ (a2,0)=(1+54,0),3a2=3(1+5)4.\displaystyle \left(\frac a2,0\right)=\left(\frac{1+\sqrt5}{4},0\right), \qquad \frac{3a}{2}=\frac{3(1+\sqrt5)}4.

この問題で使う考え方

  • 点と直線の距離
  • 接線条件
  • 面積比と座標
  • 傾きの積による垂直判定

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