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筑波大学/2025年度

筑波大学 2025年 数学 第6問解答・解説

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1問題

筑波大学2025年度第6問

f(x)=xe−x24(x≧0)\displaystyle f(x) = \sqrt{x} e^{-\frac{x^2}{4}} (x \geq 0) とし, α=∫05f(x)dx\displaystyle \alpha = \int_0^5 f(x) dx とする。

(1) f(x)f(x) ( x≧0x \geq 0 ) が最大値をとることを示し, その値 M を求めよ。

(2) 0≦x≦50 \leq x \leq 5 において e−254x≦f(x)\displaystyle e^{-\frac{25}{4}}\sqrt{x} \leq f(x) を示せ。また, 103f(5)≦α\displaystyle \frac{10}{3}f(5) \leq \alpha を示せ。

(3) Mは(1)で求めたものとし, 実数 t は 23f(5)≦t≦M\displaystyle \frac{2}{3}f(5) \leq t \leq M の範囲を動くとする。曲線 y=f(x)−t(x≧0)y = f(x) - t (x \geq 0) , 2 直線 x = 0, x = 5, および x 軸で囲まれた図形を, x 軸の周りに 1 回転させてできる回転体の体積を V(t)V(t) とする。 V(t)V(t) の最小値を α\alpha を用いて表せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) M=e−1/4;(1)\space{}M=e^{-1/4};
    (2) α≧103f(5);\displaystyle (2)\space{}\alpha\ge\frac{10}{3}f(5);
    (3) min⁡V(t)=π(1−e−25/2−α25).\displaystyle (3)\space{}\min V(t)=\pi\left(1-e^{-25/2}-\frac{\alpha^2}{5}\right).

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x>0x>0 では f′(x)=e−x2/4(1−x2)2x.\displaystyle f'(x)=\frac{e^{-x^2/4}(1-x^2)}{2\sqrt{x}}. したがって 0<x<10<x<1 で増加し、x>1x>1 で減少する。また f(0)=0f(0)=0 なので、最大値は M=f(1)=e−1/4M=f(1)=e^{-1/4} である。

(2) 0≦x≦50\le x\le5 なら e−x2/4≧e−25/4e^{-x^2/4}\ge e^{-25/4} であるから f(x)=xe−x2/4≧e−25/4x.f(x)=\sqrt{x}e^{-x^2/4}\ge e^{-25/4}\sqrt{x}. これを x=0x=0 から x=5x=5 まで積分すると α≧e−25/4∫05x dx=2353/2e−25/4=103f(5).\displaystyle \alpha\ge e^{-25/4}\int_0^5\sqrt{x}\,dx =\frac{2}{3}5^{3/2}e^{-25/4} =\frac{10}{3}f(5).

(3) 各 xx で回転断面は半径 ∣f(x)−t∣|f(x)-t| の円板なので V(t)=π∫05(f(x)−t)2 dx=π(∫05f(x)2 dx−2αt+5t2).\displaystyle \begin{aligned} V(t)&=\pi\int_0^5(f(x)-t)^2\,dx\\ &=\pi\left(\int_0^5 f(x)^2\,dx-2\alpha t+5t^2\right). \end{aligned} ここで u=x2/2u=x^2/2 と置けば ∫05f(x)2 dx=∫05xe−x2/2 dx=1−e−25/2.\displaystyle \int_0^5 f(x)^2\,dx=\int_0^5 xe^{-x^2/2}\,dx=1-e^{-25/2}. よって V(t)=π{5(t−α5)2+1−e−25/2−α25}.\displaystyle V(t)=\pi\left\{5\left(t-\frac{\alpha}{5}\right)^2+1-e^{-25/2}-\frac{\alpha^2}{5}\right\}. (2)から α/5≧(2/3)f(5)\alpha/5\ge(2/3)f(5) であり、(1)の f(x)≦Mf(x)\le M を積分して α/5≦M\alpha/5\le M を得る。したがって頂点 t=α/5t=\alpha/5 は指定範囲内にあり、 min⁡V(t)=π(1−e−25/2−α25).\displaystyle \boxed{\min V(t)=\pi\left(1-e^{-25/2}-\frac{\alpha^2}{5}\right)}.

この問題で使う考え方

  • 積の微分法・合成関数の微分法
  • 導関数の符号による増減判定
  • 定積分による不等式評価
  • 置換積分
  • 回転体の体積
  • 二次式の平方完成と最小値

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