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山形大学/2017年度

山形大学 2017年 数学 第4問解答・解説

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1問題

山形大学2017年度第4問

次の各問に答えよ。

(1) 数列 {an}\{a_{n}\} が an=∑k=1n21−k\displaystyle a_{n}=\sum\limits _{k=1}^{n}2^{1-k} と表されるとき,和 ∑n=1man\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{m}a_{n} を求めよ.

(2) 初項から第 n 項までの和 SnS_{n} が Sn=−n3+6n2+25nS_{n} = -n^{3} + 6n^{2} + 25n と表される数列 {bn}\{b_{n}\} に対し, bn>0b_{n} > 0 となるすべての bnb_{n} の和を求めよ.

(3) 数列 {cn}\{c_{n}\} が

c1=2,cn+1=3cn+4n+23(n=1,2,3,… )\displaystyle c _ {1} = 2, \quad c _ {n + 1} = 3 c _ {n} + \frac {4 ^ {n} + 2}{3} \quad (n = 1, 2, 3, \dots)

で定められているとき,次の (i), (ii) に答えよ.

(i) dn=14n(cn+13)(n=1,2,3,⋯ )\displaystyle d_{n} = \frac{1}{4^{n}} \left( c_{n} + \frac{1}{3} \right) \quad (n = 1, 2, 3, \cdots) とする.このとき, dn+1d_{n+1} と dnd_{n} の関係式を求めよ.また,数列 {dn}\{d_{n}\} の一般項を求めよ.

(ii) 数列 {cn}\{c_{n}\} の一般項を求めよ.

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1)∑n=1man=2m−2+21−m,(2)∑bn>0bn=150,(3)(i)dn+1=34dn+112,dn=13+3n−14n,(3)(ii)cn=4n+3n−13.\displaystyle \begin{aligned}(1)\quad &\sum\limits _{n=1}^{m}a_n=2m-2+2^{1-m},\\ (2)\quad &\sum\limits _{b_n>0}b_n=150,\\ (3)(i)\quad &d_{n+1}=\frac34d_n+\frac1{12},\quad d_n=\frac13+\frac{3^{n-1}}{4^n},\\ (3)(ii)\quad &c_n=\frac{4^n+3^n-1}{3}.\end{aligned}

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) ana_n は初項1、公比 12\displaystyle \tfrac12 の等比数列の第 nn 項までの和だから an=∑k=1n21−k=2(1−2−n)=2−21−n.\displaystyle a_n=\sum\limits _{k=1}^{n}2^{1-k}=2\left(1-2^{-n}\right)=2-2^{1-n}. 従って ∑n=1man=2m−∑n=1m21−n=2m−2(1−2−m)=2m−2+21−m.\displaystyle \sum\limits _{n=1}^{m}a_n=2m-\sum\limits _{n=1}^{m}2^{1-n}=2m-2\left(1-2^{-m}\right)=2m-2+2^{1-m}.

(2) S0=0S_0=0 とすると bn=Sn−Sn−1b_n=S_n-S_{n-1} なので bn=(−n3+6n2+25n)−(−(n−1)3+6(n−1)2+25(n−1))=−3n2+15n+18=−3(n−6)(n+1).\begin{aligned} b_n&=(-n^3+6n^2+25n)-\bigl(-(n-1)^3+6(n-1)^2+25(n-1)\bigr)\\ &=-3n^2+15n+18=-3(n-6)(n+1). \end{aligned} 自然数 nn では n+1>0n+1>0 だから、bn>0b_n>0 となるのは n<6n<6、すなわち n=1,2,3,4,5n=1,2,3,4,5 である。これらの和は S5S_5 であり S5=−53+6⋅52+25⋅5=150.S_5=-5^3+6\cdot5^2+25\cdot5=150.

(3)(i) 定義と漸化式から dn+1=cn+1+134n+1=3(cn+13)+134n4n+1=34dn+112.\displaystyle \begin{aligned} d_{n+1}&=\frac{c_{n+1}+\tfrac13}{4^{n+1}}\\ &=\frac{3(c_n+\tfrac13)+\tfrac13 4^n}{4^{n+1}}=\frac34d_n+\frac1{12}. \end{aligned} また d1=14(2+13)=712\displaystyle d_1=\tfrac14(2+\tfrac13)=\tfrac7{12} であり、定数解は 13\displaystyle \tfrac13 なので dn+1−13=34(dn−13),d1−13=14.\displaystyle d_{n+1}-\frac13=\frac34\left(d_n-\frac13\right),\qquad d_1-\frac13=\frac14. 従って dn=13+14(34)n−1=13+3n−14n.\displaystyle d_n=\frac13+\frac14\left(\frac34\right)^{n-1}=\frac13+\frac{3^{n-1}}{4^n}.

(3)(ii) cn=4ndn−13\displaystyle c_n=4^nd_n-\tfrac13 より cn=4n(13+3n−14n)−13=4n+3n−13.\displaystyle c_n=4^n\left(\frac13+\frac{3^{n-1}}{4^n}\right)-\frac13=\frac{4^n+3^n-1}{3}.

この問題で使う考え方

  • 等比数列の一般項と和
  • 総和記号と数列の和
  • 階差・和の利用
  • 漸化式

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