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千葉大学/2005年度

千葉大学 2005年 数学 第12問解答・解説

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1問題

千葉大学2005年度第12問

- [ア] a, k は正の整数とする。下の流れ図のプログラムを実行する。

流れ図は「はじめ」から矢印でx←a、y←0の長方形、黒点A、判定x=1の菱形へ進む。x=1のYesは右へ進んで「おわり」、Noは下の判定「xは奇数」へ進む。奇数のYesは下のx←x+1、Noは右のx←x/2へ進む。どちらも矢印でy←y+1へ合流し、左を回る矢印でAの直前へ戻る。

(1) a = 5, 6, 7, 8 のそれぞれの場合に, このプログラム実行開始から終了までの A 点における x, y の値の表を作成せよ。

(2) a = 9 のとき, このプログラム実行開始から終了までの A 点における x の値を 2 進法で表示せよ。

(3) a=2k+1a = 2^{k} + 1 であるとき, プログラム終了時の y の値を k を用いて表せ。

12 - [イ] α は絶対値 1 の複素数とし, 複素数 z に対して, w=α‾z−22z−α\displaystyle w = \frac{\overline{\alpha}z - 2}{2z - \alpha} とおく。ただし α‾\overline{\alpha} は α の共役複素数を表す。

(1) 複素数平面上で, z が原点と点 α\alpha を通る直線上 (ただし, 点 α2\displaystyle \frac{\alpha}{2} を除く) を動くとき, w を表す点は原点と点 α‾\overline{\alpha} を通る直線上にあることを示せ。

(2) 複素数平面上で, z が不等式 ∣z∣>1|z| > 1 を満たすとき, 複素数 w を表す点はどのような図形上を動くか。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

[イ](1) z=tαz=t\alpha とおく。ただし t は実数,t≠1/2t\text{ は実数},t\ne1/2。∣α∣=1|\alpha|=1 より w=t−2α(2t−1)=t−22t−1α‾.\displaystyle w=\frac{t-2}{\alpha(2t-1)}=\frac{t-2}{2t-1}\overline\alpha. 係数が実数なので ww は原点と α‾\overline\alpha を通る直線上にある。

(2) u=α‾z,v=αwu=\overline\alpha z, v=\alpha w とおくと ∣u∣=∣z∣>1|u|=|z|>1 であり v=u−22u−1,∣2u−1∣2−∣u−2∣2=3(∣u∣2−1)>0.\displaystyle v=\frac{u-2}{2u-1},\qquad |2u-1|^2-|u-2|^2=3(|u|^2-1)>0. 従って ∣v∣<1|v|<1。また v=1/2v=1/2 は 2(u−2)=2u−12(u-2)=2u-1 を生じ不可能。 逆に ∣v∣<1,v≠1/2|v|<1,v\ne1/2 に対して u=(v−2)/(2v−1)u=(v-2)/(2v-1) とおけば ∣v−2∣2−∣2v−1∣2=3(1−∣v∣2)>0|v-2|^2-|2v-1|^2=3(1-|v|^2)>0 より ∣u∣>1|u|>1 となる。よって ww の描く図形は ∣w∣<1,w≠α‾/2.\boxed{|w|<1,\quad w\ne\overline\alpha/2}.

この問題で使う考え方

  • 反復計算
  • 二進法
  • 逆変換

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