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千葉大学/2005年度

千葉大学 2005年 数学 第8問解答・解説

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1問題

千葉大学2005年度第8問

関数 f(x)=3cos⁡2x+7cos⁡xf(x)=3\cos2x+7\cos x について, ∫0π∣f(x)∣dx\displaystyle \int_{0}^{\pi}|f(x)|dx を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2考え方

考え方を見る解き方の方針だけを確かめる

cos 2xをcos xで表してfの符号を決め、零点で積分区間を分割する。原始関数と全区間積分が0であることを使って絶対値積分を評価する。

3答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • ∫0π∣f(x)∣ dx=3223.\displaystyle \int_0^\pi |f(x)|\,dx=\frac{32\sqrt2}{3}.

4解答

解答を見る途中式つきの解答

u=cos⁡xu=\cos x とおくと −1≦u≦1-1\le u\le1 であり、二倍角の公式により f(x)=3(2u2−1)+7u=6u2+7u−3=(3u−1)(2u+3).f(x)=3(2u^2-1)+7u=6u^2+7u-3=(3u-1)(2u+3). この範囲で 2u+3≧1>02u+3\ge1>0 だから、f(x)f(x) の符号は 3cos⁡x−13\cos x-1 の符号で決まる。cos⁡x\cos x は 0≦x≦π0\le x\le\pi で減少するので、α=arccos⁡(1/3)\alpha=\arccos(1/3) とすれば、0≦x≦α0\le x\le\alpha では f(x)≧0f(x)\ge0、α≦x≦π\alpha\le x\le\pi では f(x)≦0f(x)\le0 である。 原始関数を F(x)=32sin⁡2x+7sin⁡x\displaystyle F(x)=\frac32\sin2x+7\sin x とする。∫0πf(x) dx=F(π)−F(0)=0\displaystyle \int_0^\pi f(x)\,dx=F(\pi)-F(0)=0 より ∫0π∣f(x)∣ dx=∫0αf(x) dx−∫απf(x) dx=2F(α).\displaystyle \int_0^\pi|f(x)|\,dx=\int_0^\alpha f(x)\,dx-\int_\alpha^\pi f(x)\,dx=2F(\alpha). cos⁡α=1/3\cos\alpha=1/3、sin⁡α=223\displaystyle \sin\alpha=\frac{2\sqrt2}{3}、sin⁡2α=429\displaystyle \sin2\alpha=\frac{4\sqrt2}{9} なので 2F(α)=2(32⋅429+7⋅223)=3223.\displaystyle 2F(\alpha)=2\left(\frac32\cdot\frac{4\sqrt2}{9}+7\cdot\frac{2\sqrt2}{3}\right)=\frac{32\sqrt2}{3}.

この問題で使う考え方

  • 二倍角の公式
  • 三角関数の周期・グラフ
  • 三角・指数・対数関数等の積分
  • 曲線で囲まれた面積

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