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千葉大学/2008年度

千葉大学 2008年 数学 第5問解答・解説

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1問題

千葉大学2008年度第5問

以下の問いに答えよ。

(1) x を有理数とする。 7x27x^{2} が整数ならば, x は整数であることを示せ。

(2) a, b を整数とする。 a2−7b2a^{2}-7b^{2} が 4 の倍数ならば, a と b はともに偶数であることを示せ。

(3) r は整数, s は有理数とする。 (r2)2−7s2\displaystyle \left(\frac{r}{2}\right)^{2}-7s^{2} が整数ならば, s は整数であることを示せ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • (1) x は整数。(2) a,b はともに偶数。(3) s は整数。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

(1) x=mn(m は整数,n は正の整数,gcd⁡(m,n)=1)\displaystyle x=\frac{m}{n} (m\text{ は整数}, n\text{ は正の整数}, \gcd(m,n)=1) とおく。仮定より 7m2n2 は整数,n2∣7m2.\displaystyle \frac{7m^2}{n^2}\text{ は整数},\qquad n^2\mid 7m^2. もし nn に素因数 qq があれば q∤mq\nmid m であり、q2∣7m2q^2\mid 7m^2 となる。q≠7q\ne7 なら qq は 7m27m^2 を割らず、q=7q=7 なら 7∤m7\nmid m より 727^2 は 7m27m^2 を割らない。いずれも矛盾するので n=1n=1。よって x=m は整数x=m\text{ は整数}。 (2)a2−7b2≡0(mod4).\text{(2)}\quad a^2-7b^2\equiv0\pmod4. 平方数は 4 を法として 0 または 1 であり、7≡3(mod4)7\equiv3\pmod4 である。bb が奇数なら b2≡1(mod4)b^2\equiv1\pmod4 なので a2≡3(mod4)a^2\equiv3\pmod4 となるが、これは平方数の剰余に反する。従って bb は偶数である。すると 7b2≡0(mod4)7b^2\equiv0\pmod4 だから a2≡0(mod4)a^2\equiv0\pmod4 となり、aa も偶数である。 (3)N=(r2)2−7s2 は整数\displaystyle \text{(3)}\quad N=\left(\frac r2\right)^2-7s^2\text{ は整数} とする。s は有理数s\text{ は有理数} より 2s は有理数2s\text{ は有理数} であり、 7(2s)2=r2−4N は整数.7(2s)^2=r^2-4N\text{ は整数}.

(1)を x=2sx=2s に適用すると、2s2s は整数である。そこで t=2st=2s とおく。元の式は N=r2−7t24 は整数\displaystyle N=\frac{r^2-7t^2}{4}\text{ は整数} となる。もし tt が奇数なら t2≡1(mod4)t^2\equiv1\pmod4 より r2≡7t2≡3(mod4)r^2\equiv7t^2\equiv3\pmod4 となり、平方数の剰余に反する。よって tt は偶数であり、s=t/2 は整数s=t/2\text{ は整数}。

この問題で使う考え方

  • 既約分数
  • 素因数分解
  • 余り

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