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千葉大学/2024年度

千葉大学 2024年 数学 第1問解答・解説

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1問題

千葉大学2024年度第1問

以下の問いに答えよ。

(1) 3辺の長さが2, 5, aである三角形が存在するような,aの値の範囲を求めよ。

(2) 3辺の長さがlog_{10}(5x), log_{10}(x+10), log_{10}3である三角形が存在するような,xの値の範囲を求めよ。

(3) ある二等辺三角形の3辺の長さがlog_{10}(5x), log_{10}(x+10), log_{10}3であるとき,xの値を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2解答

解答を見る答えはこの解答の中にあります

(1) 三辺の長さは正であり、三角形の成立条件は各二辺の和が残りの一辺より大きいことである。したがって 2+5>a,2+a>5,5+a>22+5>a,\qquad 2+a>5,\qquad 5+a>2 を満たすことと a>0a>0 を合わせると、必要十分な範囲は 3<a<73<a<7 となる。

(2) A=log⁡10(5x),B=log⁡10(x+10),C=log⁡103A=\log_{10}(5x),\qquad B=\log_{10}(x+10),\qquad C=\log_{10}3 とおく。三辺が正であるため、まず 5x>15x>1、すなわち x>15\displaystyle x>\frac15 が必要である。このとき x+10>1x+10>1 でもあるので、三つの対数はすべて正で定義される。三角形の成立条件は A+B>C,A+C>B,B+C>AA+B>C,\qquad A+C>B,\qquad B+C>A である。対数の性質と単調性から、これは順に 5x(x+10)>3,15x>x+10,3(x+10)>5x5x(x+10)>3,\qquad 15x>x+10,\qquad 3(x+10)>5x と同値である。後二つは x>57\displaystyle x>\frac57 および x<15x<15 を与える。また x>57\displaystyle x>\frac57 ならば 5x(x+10)>2507>3\displaystyle 5x(x+10)>\frac{250}{7}>3 なので、最初の不等式は自動的に成り立つ。よって求める範囲は 57<x<15.\displaystyle \frac57<x<15.

(3) (2)の範囲内で二等辺三角形となるには、三辺のうち二つが等しい。 A=Bすなわち5x=x+10すなわちx=52.\displaystyle A=B\quad\text{すなわち}\quad 5x=x+10\quad\text{すなわち}\quad x=\frac52. 一方、A=CA=C なら x=35\displaystyle x=\frac35 で、(2)の範囲外であり、B=CB=C なら x=−7x=-7 となって log⁡10(5x)\log_{10}(5x) が定義されない。したがって候補は x=52\displaystyle x=\frac52 のみである。これは 57<52<15\displaystyle \frac57<\frac52<15 を満たすため、(2)より実際に三角形が存在し、求める値は 52\displaystyle \boxed{\frac52} である。

この問題で使う考え方

  • 三角形の性質
  • 対数とその性質
  • 対数関数のグラフ・増減

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