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愛媛大学/2003年度/前期

愛媛大学 2003年 数学 第2問解答・解説

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1問題

愛媛大学2003年度第2問

A,B,C,D,EA,B,C,D,E の5チームが下の表にしたがってトーナメント形式で試合を行う。試合には引き分けはないものとし、勝敗の確率について次の (ア),(イ),(ウ)(\text{ア}),(\text{イ}),(\text{ウ}) がわかっている。  (ア) B,C,DB,C,D の3チームの実力は互角である。  (イ) AA チームは B,C,DB,C,D の各チームに 13\displaystyle \frac{1}{3} の確率で勝つ。  (ウ) EE チームは B,C,DB,C,D の各チームに 23\displaystyle \frac{2}{3} の確率で勝つ。  このとき、次の問いに答えよ。

下に「トーナメント表」と記された5チームの組合せ図で、左からA、B、C、D、Eが並ぶ。AとBの勝者がCと対戦し、その勝者とD・Eの対戦の勝者が決勝で対戦するように枝がつながっている。最上部の枝の先には「優勝」と書かれている。

(1) AA チームが決勝戦に進出する確率を求めよ。

(2) CC チームと DD チームが対戦する確率を求めよ。

(3) DD チームが優勝する確率を求めよ。

(4) B,C,DB,C,D のいずれかのチームが優勝する確率を求めよ。

まずは自分で解いてみましょう。詰まったら「考え方」、解けたら「答え」で確かめられます。

2答え

答えを見る自分の答えと照らし合わせる
  • 【条件付き解答】以下は各試合の結果を独立とし、記載勝率を各対戦に適用するモデルでの条件付き解答である。医学科への適用は固定公式索引の医/医前期の記録と原本の必答指示から確認済みである。 (1) 19\displaystyle \frac19。(2) 527\displaystyle \frac5{27}。(3) 1481\displaystyle \frac{14}{81}。(4) 1427\displaystyle \frac{14}{27}。

3解答

解答を見る途中式つきの解答

決勝進出者の確率

左側でA対Bの勝者がCと対戦し、右側でD対Eが対戦する。B,C,D同士は互角である。 P(L=A)=13⋅13=19,P(L=B)=23⋅12=13,P(L=C)=13⋅23+23⋅12=59.\displaystyle \begin{aligned} P(L=A)&=\frac13\cdot\frac13=\frac19,\\ P(L=B)&=\frac23\cdot\frac12=\frac13,\\ P(L=C)&=\frac13\cdot\frac23+\frac23\cdot\frac12=\frac59. \end{aligned} また、右側からDが進む確率は13\displaystyle \frac13、Eが進む確率は23\displaystyle \frac23である。 (1) P(Aが決勝進出)=19.\displaystyle P(A\text{が決勝進出})=\frac19. (2) CとDが決勝で対戦する確率は 59⋅13=527.\displaystyle \frac59\cdot\frac13=\frac5{27}. (3) P(D優勝)=13(19⋅23+(13+59)⋅12)=1481.\displaystyle P(D\text{優勝})=\frac13\left(\frac19\cdot\frac23+\left(\frac13+\frac59\right)\cdot\frac12\right)=\frac{14}{81}. (4) 右側からDが進む場合の寄与は 13(19⋅23+89)=2681.\displaystyle \frac13\left(\frac19\cdot\frac23+\frac89\right)=\frac{26}{81}. 右側からEが進む場合、左側がAならB,C,Dは優勝できず、左側がBまたはCならそのチームがEに勝つ確率は13\displaystyle \frac13である。よって寄与は 23⋅89⋅13=1681.\displaystyle \frac23\cdot\frac89\cdot\frac13=\frac{16}{81}. したがって求める確率は 2681+1681=1427.\displaystyle \frac{26}{81}+\frac{16}{81}=\frac{14}{27}. A対Eの勝率は問われていないが、その組合せではB,C,Dのいずれも優勝しないので、(4)の値には影響しない。

【条件付き解答】以下は各試合の結果を独立とし、記載勝率を各対戦に適用するモデルでの条件付き解答である。医学科への適用は固定公式索引の医/医前期の記録と原本の必答指示から確認した。

図から左側ではA対Bの勝者がCと対戦し、右側ではD対Eが対戦する。B,C,D同士の対戦は互角なので勝率は1/2ずつである。AはB,C,Dに勝つ確率が1/3、EはB,C,Dに勝つ確率が2/3である。

左側の決勝進出者をLとすると、Aが進むにはAがBとCの両方に勝つので P(L=A)=1/9。Bが進む確率は (2/3)(1/2)=1/3。Cが進む確率は、AがBに勝ってCがAに勝つ場合と、BがAに勝ってCがBに勝つ場合の和で (1/3)(2/3)+(2/3)(1/2)=5/9 となる。右側はP(Dが進出)=1/3、P(Eが進出)=2/3。

(1) Aの決勝進出確率は、上記のとおり 1/9。

(2) CとDが対戦するのはCが左側を勝ち抜き、Dが右側を勝ち抜くときである。したがって確率は (5/9)(1/3)=5/27。

(3) Dが優勝するにはまずEに勝つ必要がある。その後、左側の決勝進出者がAならDの勝率は2/3、BまたはCなら1/2である。よって (1/3){(1/9)(2/3)+(1/3+5/9)(1/2)}=14/81。

(4) 右側からDが進む場合、左側がAならDの勝率2/3、BまたはCなら優勝者は必ずB,C,Dのいずれかとなる。寄与は (1/3){(1/9)(2/3)+(8/9)}=26/81。右側からEが進む場合、左側がAなら決勝はA対EでB,C,Dは優勝しない。左側がBまたはCなら、そのチームがEに勝つ確率は1/3なので寄与は (2/3)(8/9)(1/3)=16/81。合計は 26/81+16/81=14/27。A対Eの勝率は与えられていないが、A対Eの決勝ではB,C,Dのいずれも優勝しないため、この小問の計算には不要である。

この問題で使う考え方

  • 場合分け
  • 条件付き確率
  • 全確率

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